今、春の全国交通安全運動が実施中で、10日は、「交通事故死ゼロを目指す日」です。
街頭でチラシを配るなどの行事が自粛されたせいか、公共交通の駅などのアナウンスで交通安全運動を知る人も多いようです。
学校の休校が続いて登下校する児童・生徒の数も少なく、高齢者は外出を控えていますので、子どもや高齢者の交通事故減少が期待できそうです。
しかし、平日の昼間に公園で遊ぶ親子の姿もちらほら見られますので、運転する方は気を緩めないでください。
なお連日、医療崩壊を危惧するニュースがあり、医療関係者は「本当に大変な状況なので、通常の医療にも影響が出ています」と、不要不急の来院を控えるように呼びかけています。
こうした状況では、人身事故の発生が救急医療への大きな負担増となります。いつもなら事故現場に救急車がすぐ来て十分な医療を受けられるはずの大都市で、医療スタッフや病床の不足が問題になっているのです。
感染が心配なので公共交通を避けて、車やバイク・自転車等で移動しようと考えている方もいるでしょうが、外出が交通事故の要因とならないように細心の注意をしてください。
車・バイク等の使用には責任感をもって、今日こそ、皆で交通事故死ゼロを達成しましょう。
(シンク出版株式会社 2020.4.10更新)
一歩間違えれば、自分のクルマがかけがえのない命を奪う凶器になってしまうことがあります。
交通事故は、被害者や当事者だけでなく、その家族や周囲の人々の人生をも狂わせてしまうのです。
本作品では、大津で発生した保育園児死傷事故やながらスマホによる死亡事故など、最近発生した悲惨な交通事故を2例取り上げています。
事故を起こしたドライバーが負う4つの責任(刑事・行政・民事・社会的)を紹介し、また、交通事故の遺族の取材を通じて、事故の恐ろしさと、かけがえのない命の重さを訴えます。