正しい行いで将来の安全運転者を育てよう

 先日、「なぜ、横断歩道で車が止まらなのか」という番組をテレビでやっていて興味深く見ました。

 

 JAFなどの調査で明らかになったのは、都道府県によって信号のない横断歩道で止まる車の割合に大きな差があり、低い地方では数%の車しか停止しないのに、トップの長野県では実に7割の車がきちんと停止して歩行者優先を遵守するということです。

 

 運転者に対するインタビューでその理由の一端が明らかになっていましたが、同県では多くの人が「親の時代から横断歩道では止まっていたと思う」「学校に行くとき横断歩道でいつも車が止まってくれたので、当たり前のことと感じていた」と答えていました。

 

 つまり、長野ではすでにずっと前の時代から、運転者は横断歩道で止まる行為を実践していたということです。

 

 子ども時代からそういう体験をしてきた人たちは、成人して自分が運転するときにも自然と横断歩道での停止を実践するのです。教育の大切さを実感する話ですが、交通ルールを根付かせるのは一朝一夕ではうまくいかず、長い時間がかかるということも教えてくれます。

 

 「他の車が全部通過するのだから、自分1台くらい横断歩道で止まっても……」と虚しく感じることはあるでしょうが、あなたの正しい行いが歩行者を守るだけでなく、必ず横断歩道を渡る子どもや同乗しているあなたの子どもの心に残ります。

 

 彼らが運転者となるときその行動に生かされると考えて、どうか、安全運転のマナーとルールを愚直に実践してください。

(シンク出版株式会社 2020.5.1更新)

■教育用DVD「いのちを守る!運転者の責任」

 一歩間違えると、自分のクルマがかけがえのない命を奪う凶器になってしまうことがあります。

 交通事故は、被害者や当事者だけでなく、その家族や周囲の人々の人生をも狂わせてしまうのです。

 

 本作品では、大津で発生した保育園児の死傷事故や「ながらスマホ」による死亡事故など、最近発生した悲惨な交通事故を2例取り上げています。

 事故を起こしたドライバーが負う4つの責任(刑事・行政・民事・社会的)を紹介し、また、交通事故の遺族の取材を通じて、事故の恐ろしさと、かけがえのない命の重さを訴えます。

 

  

【詳しくはこちら】

 

今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

4月22日(月)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。