さる4月25日午後4時ごろ、愛知県南知多町の町道を走行していた軽ワゴン車が、道路を渡ろうとした小学2年生の男児をはね死亡させる事故がありました。
事故現場は、海水浴場近くで男児は1人で遊んでいて道路を渡ろうとしたところでした。
路肩には複数台の車が止まっていて、軽ワゴン車のドライバーが発見が遅れた可能性もあるということです。
最近、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、大勢の人が集中するのを防ぐために、行楽地の駐車場を閉鎖する傾向にあり、知らずに遊びに来た車が止められなくて路上に駐車している光景をニュースなどでよく見かけます。
移動の自粛を求められていても、小さな子どもを持つ家族はストレス解消のために、「広い公園ならいいだろう」などと出かけたりすることもあると思います。
そうなりますと、路上駐車する車が増えると思いますので、公園や行楽地近くを走行するときは、道路に駐車車両が並んでいるような場合には、その死角から子どもが出て来るかもしれないと考えて運転してください。
(シンク出版株式会社 2020.5.11更新)
一歩間違えると、自分のクルマがかけがえのない命を奪う凶器になってしまうことがあります。
交通事故は、被害者や当事者だけでなく、その家族や周囲の人々の人生をも狂わせてしまうのです。
本作品では、大津で発生した保育園児の死傷事故や「ながらスマホ」による死亡事故など、最近発生した悲惨な交通事故を2例取り上げています。
事故を起こしたドライバーが負う4つの責任(刑事・行政・民事・社会的)を紹介し、また、交通事故の遺族の取材を通じて、事故の恐ろしさと、かけがえのない命の重さを訴えます。