各地で緊急事態宣言が解除され、通常業務に復帰する事業所が増えてきました。当然、宣言中は減少していた交通量も増加しています。
ちなみに、大阪府警察本部のまとめによると、今年4月の交通事故発生件数は月別の発生件数としては平成以降で最も少ない件数(1,806件)で、昨年の同月と比べて率にして31%も減少していました(-830件)。
行動自粛により車や人の外出が減少したことが交通事故減少につながったとみられています。
しかし一方で死亡事故は多発し、交通事故死者数は大阪府下で9人と前年同月と比べて2人増と逆に増加していました。空いている道路で油断してスピードを出しすぎた車による事故が多かったことを示しています。
警察では、「緊急事態宣言が解除され交通量の増加が予想されるので、ドライバーは事故を起こさないように十分に注意して運転してほしい」と呼びかけています。
医療機関や医療に従事する人たちにとっては、未だに緊急事態から脱していないことに変わりはありません。
不注意な交通事故によってこれらの方々に迷惑をかけないということを肝に銘じて、「新しい生活様式では交通事故を絶対に起こさない」という心がけで運転しましょう。
(シンク出版株式会社 2020.6.1更新)
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