さる6月18日午後7時半すぎ、佐賀市の農道を走行していた軽自動車が側を流れている用水路に転落し、運転していた男性が死亡する事故がありました。
用水路は幅が11m、深さも2mあり、農道は街灯もなく暗くて道幅も狭く、ガードレールもありませんでした。
軽自動車がどのような状況で用水路に転落したのかは分からないのですが、ガードレールもない狭い道路では、ヘッドライトを照らしても道路形状がどのようになっているか定かではありませんので、少し油断していると道路外に転落ということになります。
たとえば、遠くがカーブになっている道路でも、ライトに照らされた道路は真っすぐに見えますので、直線道路だと思ってスピードを出して近づいて見るとカーブになっていることはよくあります。
道路端にガードレールが設置してあれば、ヘッドライトの光がデルニエータに反射するので、先に行くとカーブしていることが分かりますので、それなりに注意して走行することができます。
周囲に街灯もなく暗くてガードレールもない道路を走行するときには、道路形状が把握しにくいので、スピードを落として慎重な運転を心がけてください。
(シンク出版株式会社 2020.7.3更新)
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