さる7月15日午前5時5分ごろ、名古屋市の市道で信号待ちをしていたバイクに後ろから来た乗用車が突っ込み、はずみでバイクが前のトラックに衝突して、バイクを運転していた男性が死亡する事故がありました。
自動車を運転していると、前に車体の小さいバイクや自転車などがいることがありますが、その存在を正しく把握できないことがあります。
たとえば、前の車がトラックなどであれば、小さなものでも左右の幅が2m前後ありますので幅広い物体として認識できるのですが、バイクでは幅が70cm程度しかありません。
また、車の長さにしても小型トラックは5m前後ありますが、バイクでは2m弱しかありません。
極端にいえば、後続車のドライバーはトラックなどは立体的な箱として見ているのですが、バイクなどでは小さな点としか見ていないのです。
そのため、トラックの後ろにバイクがいても、バイクを見落としたりすることがあります。前方にバイクなどの二輪車がいる場合には、見えているものが小さな車体だとしても、頭のなかで大きな車体と捉え直して追従しましょう。
(シンク出版株式会社 2020.7.10更新)
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