さる7月24日午後4時25分ごろ、横浜市都筑区の信号機が設置されたT字路交差点で右折していた路線バスが、自転車に乗って横断歩道を渡っていた小学3年生の男児と衝突し、死亡させる事故がありました。
十字路になった一般的な交差点を右折する場合には、対向車線を横切って行くことになりますので、まずスピードを落として交差点に近づきます。
そして、対向してくる直進車がいれば中央付近で停止して対向車の通過を待ったり、右折先の横断歩道にいる自転車や歩行者の有無などをチェックしたり、結構神経を遣います。
ところが、T字路交差点を右折して交差道路に出ていく場合には、対向車線から来る車両を気にする必要がなく、交差点の中央付近に停止する必要がありませんので、案外油断してしまい一気に右折することがあります。
そのため、つい右折先の横断歩道の安全確認が疎かになり、とくに右後方から渡って来る自転車などを見落としてしまうことがあります。
T字路交差点を右折して交差道路に出ていくときには、対向車の有無をチェックしなくてもよい分、横断歩道のチェックは念入りに行ってください。
(シンク出版株式会社 2020.7.31更新)
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