さる9月18日午後5時50分ごろ、愛知県津島市で会社員の女性が自宅の駐車場にワンボックスカーを止めて荷物を降ろしていたところ、車がバックで動き出し、女性は道路を挟んだ向かいの住宅のブロック塀と鉄柵に頭を挟まれ、意識不明の重体となる事故がありました。
現場の駐車場は、少し傾斜があったということですので、車のシフトレンジをニュートラルにして、サイドブレーキをかけていなかったために動き出したのだと思われます。
車を止めるときに、駐車措置が甘くて動き出し人身事故になることが少なくありませんが、その原因の一つとして考えられているのが、サイドブレーキをかける習慣がない人が多いということです。
あきらかな坂道に駐車する場合は、さすがにサイドブレーキをかけると思いますが、平坦に見える道路ならサイドブレーキをかけないという人が結構います。
わずかに傾斜している路面といっても、見た目には平面に見えますので、ニュートラルにしてサイドブレーキをかけずに降りたところ、車が動き出して慌てて止めようとしてひかれるというパターンが少なくありません。
車と止めて降りるときには、パーキングに入れると同時にサイドブレーキ(駐車ブレーキ)をかける習慣をつけてください。
(シンク出版株式会社 2020.9.28更新)
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