今月の運転管理──2020年12月(令和2年12月)

うっかり事故を防ごう


4月の安全運転管理

 今年の12月は、コロナ禍を経て異例の年末となっています。仕事が減って、繁忙期とは言えない会社はあるかもしれませんが、小口物流では依然として宅配業務が多く、年末の荷物集中が危惧されています。

 

 今年の前半は仕事が減少したため、せめて年末に向けて取り戻そうとして、気が急くといった事態も予測されます。

 歩行者の見落としや操作の省略などのミスが発生しないように指導を徹底してください。

 なお、依然として新型コロナウイルス感染症が拡大局面にあり、不安心理でスッキリしないという人が多いようです。

運転中にラジオのニュースが気になって、漫然として走行するようなことがないように気をつけましょう。

 

 また、寒くなって普通の風邪などをひく人が増えてきます。体調不良のまま運転するドライバーがいないように注意しましょう。

  

12月の安全運転目標──運転者の皆さんへ

見落とし、確認ミスなどを防ぎましょう

焦りや心配事が、運転時のうっかりミスにつながる

横断中の歩行者死亡事故

 

 年末が近づくと、何かと気の焦りから運転ミスが増えると言われています。

 今日中に配達を済ませないといけないといったプレッシャーが、いつもならきちんとしている安全確認や一時停止措置などに影響を与えることがあります。

 

 一時停止の標識が続く交差点で、1回ぐらい一時停止をせずに減速で大丈夫だろうなどと考えてしまうことで、飛び出してきたバイクと衝突するといった事故が起こりやすくなります。

 また、安全確認が甘くなって、うっかり見落とすなどの危険も高まります。

 

 こうしたうっかり事故を防ぐためには、急いでいる自分を見つめ直すことが大切です。

 「今は少しイライラしているな! こんなとき事故が起こるんだな」というように自分を客観的に見つめて、気分を落ち着かせることが大切です。

 

 焦りを感じたら、少しの間、道路外の安全な場所に停止し深呼吸などをして気持ちを落ち着かせましょう。深い呼吸をすると副交感神経系が刺激されて気持ちがリラックスしてきます。気持ちが落ち着いてくると、「どうせ遅れているんだ、連絡してゆっくり行こう」といった心境にもなり、安全確認などをしっかりできるようになります。

漠然とした不安があっても運転に集中しよう

横断ルールを遵守

 

 「新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行が心配されている……」などというニュースばかり見聞きしていると、いたずらに不安になってきます。不安な心理は車の運転にいい影響を与えません。

 

 感染症予防を意識することは大切ですが、きちんと予防措置をしている人は、くよくよしても仕方がなく、できることはそれ以上ありませんので、運転しているときには運転行動に集中しましょう。

 カーラジオも音楽などを中心にして、気持ちを切り替え、漠然とした不安には左右されずに運転上の問題に意識を向けてください。

 

 今日は金曜日なので国道が混みそうだとか、午後4時を回ったのでそろそろ下校時の自転車に気をつけようといった事を考えて、交通状況の変化などを予測しながら運転することが重要です。見落としや見誤りも少なくなり、危険に対する予測も的確にできるようになり運転のリズムがよくなります。

 

 気持ちに余裕をもち、集中して運転しましょう。 

■以下の項目をチェックし、すべてハイとなるように自らの運転態度を反省してください

・前方にノロノロ走行する車がいても「仕方がない」とあきらめる

・今年の年末は無理をしても仕方がない年だと考え、ゆったり運転している

・時間に余裕がないとき「いつもより速度は出さない」と自らに言い聞かせる

・予期せぬ渋滞などがあっても焦らないよう、早めの出発を心がけている

・道路が混んできても、進路変更を繰り返すことはしないように心がけている

・前方が渋滞していると気づいたとき、すぐ抜け道に入るのは我慢している

・何かと不安を感じてはいるが、運転時には気にしないように心がけている

・コロナのニュースばかり気にしないで、常に交通状況について考える 

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ


  

12月の重点管理目標──管理者の皆さんへ

朝礼・点呼での健康観察の徹底を

ひき逃げは重罪

 

 気温が急激に低下すると、風邪をひきやすくなります。鼻や喉の粘膜が乾燥や急激な気温低下に弱いので、誰でも風邪気味になりやすいのです。

 

 インフルエンザはもちろん普通の風邪やに罹っても運転には大きな影響が出ますので、この時期、管理者は点呼時や朝礼などにおける健康観察を特に注意してください。

 

 今年はとくに「新型コロナか」と見られるのを嫌い、症状を隠したがる人が増えるかもしれません。どんな病気にかかっても運転者への差別はないことを明確にして正直な申告を促すとともに、検温の徹底を再確認しておきましょう。

 

 また、運転者に対しては、健康管理に十分注意するとともに、少しでも熱やだるさ・せきなどの症状があれば、出勤前に必ず医療機関に連絡して相談し、発熱外来などを受診することが重要であると指導しましょう。 

■こんな事故が起こっています

あおり運転厳罰化

■インフルエンザで高熱を出して衝突 

 

 2019年12月4日午後6時半ごろ、東京都新宿区の交差点付近に停車していたハイヤーに、ツアー運行中の「はとバス」が追突しました。バスはハイヤーの後ろで作業中だった運転者(52歳)に乗り上げて運転者は死亡、さらに暴走し街路灯に激突して止まりました。

 

 警察の調べにより、バス運転者(37歳)はインフルエンザに罹患して38℃以上の熱があったことがわかりました。

 意識がもうろうとして事故を起こす前後の記憶がなく、気がついた時には街路灯に当たっていたということです。

 また、ハイヤーに追突する1時間ほど前にはバスのミラーが街路樹に接触する事故も起こしていたことが判明しました。

 

 バス運転者は、前日は公休でしたが風邪気味と感じたため市販の風邪薬「葛根湯」を飲んで就寝し、事故当日の朝は6時40分ごろに出社、点呼時の健康確認では「異常なし」の申告をしていましたが、風邪薬を飲んで勤務していました。

 

 インフルエンザだったという自覚はなかったようですが、事故後に病院で罹患が判明しました。 

■はとバスが公表した事故後の対策

事故後の対策 具体的な方法

 発熱対策 → 検温

・運転者全員に体温計を配布して毎朝測定し、確認する。

 長時間運転対策

・12時間を超える長時間勤務の場合には、途中で運行管理責任者に、体調の

 異常がないか連絡することを義務付け、交代運転者などを配備する。

  

12月健康管理目標──従業員の皆さんへ

「冬の循環器疾患」を防止しよう

インフルエンザ予防接種

■寒暖の温度差が引き金となることも

 

 今年の冬は暖冬だった昨年より寒さが厳しいと言われていますが、すでに手足や足腰が冷えてつらいという人も多いのではないでしょうか?

 寒い時期に多い危険が循環器の病気が顕在化することです。冷えによって血液の循環が悪くなると、高血圧や糖尿病の既往のある人、隠れた循環器疾患を持つ人の中に心不全などを発症する人が増える傾向にあります。

 

 とくに、心不全はヒートショックと言われる寒暖の温度差などが原因で発症することがあります。入浴時に脱衣場が非常に寒かったり、温かい室内から寒い場所に薄着で出たときなど、血圧が急激に変化するときに危険があります。

 高齢者の話と考えがちですが、若い人でも飲酒時や肥満が原因となってヒートショックによる心不全などを発症する危険は十分にあります。

 

 入浴前に暖房などで温度を保つ工夫をするとともに、外出時は短い時間でも上着を着るように心がけましょう。全巻暖房のビルで階段部分だけ暖房がなくて、非常に寒い階段部分で昇降時に発作が起こった例もあります。

 

 また寒冷地への出張時には、温かい車内から車外にでるとき、何か上着を羽織って寒さから身体を守ることを忘れないようにしてください。

感染症予防

■運動習慣と良質な睡眠が重要

 

 心不全などの循環器疾患を防ぐには、生活習慣の見直しが極めて重要です。

 太り過ぎなのに寒さに弱い、むくみ、息切れが気になるといった人は、筋力の衰えなどが懸念され、動脈硬化 → 心不全などの危険が高いと言われています。

 適度な運動習慣をつけることで基礎代謝を上げて、筋力を正常に保つ努力をする必要があります。

 

 もちろん、タンパク質やミネラルを含む食品を取るなど、バランスのよい食事が重要です。ただし、冬場は鍋などを囲みたくさん食べてアルコールも摂取し寒さをしのぐ意識が高まります。栄養不足よりも、むしろカロリーのとりすぎに注意をする必要があります。

 

 食事は比較的容易に加減できますが、もっとも難しいのはやはり運動習慣の形成です。本格的な厳冬が訪れる前に、毎日、少しでもいいので身体を動かすことを意識しましょう。

 しかし、寒い中で急にジョギングを始めるなどの無理は禁物です。温かく快適な室内での軽いストレッチなどから挑戦することをおすすめします。

 

 また、循環器を健全に保つには、良質な睡眠も重要だと指摘されています。睡眠不足は、血管に過度なストレスを与え、発作を起こしやすくするからです。

 循環器を健康に保つことは新型ロナウイルスなどの感染症における重症化を防ぐとも言われていますので、ぜひ、この冬は良い運動習慣と睡眠習慣をつけることを目指してください。

*この記事は、日本生活習慣病予防協会のWEBサイトなどを参考にしました。

  

その他の管理・指導項目

■冬型事故防止の再確認

雪道事故防止
高速道路の速度規制を軽視しない

降雪路・凍結路での

スリップ事故防止

 

 12月は気温が下がり多くの地域では雪が振り始め、スリップ事故への対処が必要です。

 今年の冬はラニーニャ現象が続く可能性が高いため、特に東日本から西で気温が低くなる傾向があると言われています。日本海側の降雪量が増えて、大雪などの心配もあります。 

 

 雪が積もらなくても、気温低下のため、深夜・早朝などに川沿いの道路・橋の上・山道ではうっすらと霜が降りたようなところが凍結する危険を予測しましょう。

 また、降雪のため高速道路で「50キロ」などの速度規制が行われるときは、積雪でスリップ事故が発生しやすくなっていることを示していますので、注意が必要です。

 

 12月はとくに冬道装備についてまだ準備不足の車が多い時期ですから、速度規制を軽視するのは非常に危険です。

 気温が下がった日は、凍結やスリップ事故を警戒して、十分に速度を落として、不用意なブレーキを踏まないように心がけましょう。

  

事業用自動車の運行管理者のみなさんへ

■車輪脱落事故を防ぎましょう

車輪脱落事故ゼロ
国土交通省作成の車輪脱落事故防止・啓蒙チラシ

タイヤ交換後の整備不良事故が多発

 

 国土交通省のまとめによると、大型自動車の車輪脱落事故が増加傾向にあります。

 2019年度の大型車の車輪脱落事故発生件数は、112件と前年比31件も増加(38.3%増)しています。

 脱落事故の特徴としては、以下のポイントが指摘されています。

  • 冬期(10月~2月)に多く発生
  • 特に東北地区で多く発生
  • 車輪脱着作業後1か月以内に多く発生
  • タイヤ交換作業が集中する11月に交換した車両の事故が多い
  • 112件中57件はユーザー自身がタイヤ交換後に事故が発生
  • 車輪脱落箇所は左後輪に集中
  • トラックが111件と大半を占める

 

大型車ユーザーに緊急対策を通知

 同省ではかねてから対策を検討してきましたが、事故増加に歯止めがかからない現状を重く見て、脱落事故防止のワーキンググループを立ち上げ、中間とりままとめを行いました。

 その中で、短期的な緊急対策として以下のポイントを強調しています。

  •  整備管理者が、タイヤ交換作業管理表を使用した記録・管理を実施する(車輪交換後の増し締めなどもきちんと把握する)。
  •  ホイール・ナットの状態を確実に確認するため、日常点検表を作成・使用する
  •  ホイール・ナットへのマーキング、または、市販化されているホイールナットマーカーを使用して、ホイール・ナットの緩み確認を強化する
  •  脱輪事故が多発する時期にあわせて、事故防止推進キャンペーンを実施する 

 

 また、今後は整備管理者に対するタイヤ交換作業の管理能力確保のための技能講習受講の制度化など、抜本的な対策を検討するとしています。

*大型自動車=車両総重量8トン以上のトラック又は乗車定員30人以上のバスが対象

トラック荷台からの転落事故要因

 図は国土交通省資料「車輪脱落事故発生状況(令和元年度)」より

■年末年始の輸送等に関する安全総点検が実施されます

年末年始の輸送等安全総点検2020
国土交通省作成ポスターより

安全管理、指導に関するチェックを

徹底しましょう

 

 国土交通省では毎年、輸送機関に対して自主点検等を通じた安全性の向上を呼びかける総点検運動を実施しています(2020年12月10日~2021年1月10日)。 

 

 自動車運送事業者はもちろん、鉄道、船舶を含めた全輸送機関に対して、災害や事故、テロや伝染病の流行などに備えた自主点検等を通じて安全性の向上を呼びかけています。

 とくに事業用自動車の事業所においては以下の点を重点的にチェックしましょう。

 

 なお、大型自動車を使用する事業所では、自主点検を実施した後、2021年2月上旬頃までに管轄の運輸支局まで結果を送付しましょう。

 

 詳しくは、同省のWEBサイトを参照してください。

●安全総点検期間における自動車局の推奨する主な重点点検事項
・ 軽井沢スキーバス事故を踏まえた貸切バスの安全対策 

・ 健康管理体制の状況(ドライバーの健康管理マニュアルなどの活用)

・ 運転者に過労運転を行わせないための安全対策の実施状況
・ 運転者に飲酒運転や薬物運転等を行わせないための安全対策
・ 車両の日常点検整備、定期点検整備等(特に大型自動車の脱輪事故防止対策及びスペアタイヤの定期点検)

・ 点呼の実施、運転者する指導監督等の実施状況

・ 新型コロナウイルス拡大予防対策ガイドライン、インフルエンザ対応マニュアルなどを踏まえた感染症

  防止対策の徹底
 ──これらの重点項目を実施するほか、実施状況等を自主点検するよう要請を受けています。

  

12月の安全運転管理ごよみ──2020年(令和2年)

日  付 行 事 等

 11月より

 1月10日

第60回「正しい運転・明るい輸送運動」

 全日本トラック協会主催──詳しくは、全ト協のWEBサイトを参照してください 。 

 1日(火 

 2021年4月30日

・令和2年度 安全衛生教育促進運動──中央労働災害防止協会(中災防)が提唱し展開する活動。年間計画を定めて、雇入れ時教育、特別教育などの義務付けを踏まえ安全衛生教育の確実な実施を促しています。特にコロナ禍で安全衛生教育が十分行えなかった状況の改善を求めています。

 1日(火 

 31(木

・大気汚染防止推進月間(環境省) ──12月は、自動車交通量の増加、ビルや家庭の暖房ほか気象条件などの影響により、大気汚染物質の濃度が高くなる傾向にあります。このため、環境省では、「エコドライブの実践」など、広報活動を通じて大気汚染物質の削減を呼びかけています。 (→ 詳しくは同省のWEBサイトを参照)。

 1日(火 

 1月31日

陸上貨物運送事業「年末・年始労働災害防止強調運動」

──陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)の主唱する労災防止運動です(2021年1月31日まで)。

 スローガン「健診の数値でしっかり現状把握 所見に合わせて予防・改善」

 交通災害や荷役作業時における墜落・転落災害などの防止を推進します。詳しく陸災防のWEBサイトを参照してください。

 1日(火 

 1月15日(金

令和2年度「建設業年末年始労働災害防止強調期間」

──建設業労働災害防止協会が、災害の多い年末年始に積極的な災害防止運動を展開します。交通労災としては、現場送迎時の事故防止、路面凍結等によるスリップ事故の防止などを強調しています。  

 スローガン「無事故の歳末 明るい正月

 1日(火 

 1月15日(金)

・令和2年度 年末年始無災害運動 ──中央労働災害防止協会が主唱する安全運動。今年で49回目を迎えます。今年の共通標語は、

  「きっちり確認 ゆっくり休息 しっかり準備 年末年始無災害」  

 (※詳しくは、中災防のWEBサイトを参照してください)

 3日()

個人タクシーの日──東京都において40~50歳で3年間無事故無違反の優良運転手173人に個人タクシーの免許が許可された日を記念して、1959(昭和34)年に制定されました。

 3日(木) 

 日(水) 

障害者週間──障害者基本法では、12月3日から9日までを「障害者週間」と定めています。障害者の自立と社会参加を実現していくためのフォーラムやセミナーなどが行われます。

 4日(水)

・はとバスのハイヤー追突死亡事故から1年── 2019年12月4日午後6

時半ごろ、東京都新宿区の交差点付近でツアー運行中の「はとバス」が停車中ハイヤーに追突、作業中のハイヤー運転者が死亡しました。

 バス運転者はインフルエンザに罹患して38℃以上の熱があり、もうろうとして事故を起こす前後の記憶がなく、気が付いた時にはハイヤーに乗り上げた後、街路灯に激突していたことがわかりました。 

 日(月)

・大雪

 8日(火

・12月の製品安全点検日

──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

 8日(火

一般社団法人交通科学研究会 2020年度研究発表会

  日時:10:45~17:00(受付は10:15より開始)

  於:大阪市立大学文化交流センターホール(大阪駅前第2ビル6階)

 ※参加費:無料。オンライン(zoom)を併用。オンライン(zoom)

  での参加も可能です。

  詳しくは、同研究会のWEBサイトを参照してください。

 10日(木)~

 1月10日

年末年始の輸送等に関する安全総点検

──国土交通省が主唱する輸送機関等における事故やテロの防止対策実施状況等の点検です。詳しくは、同省のWEBサイトを参照。

 12日(土

・バッテリーの日──電池工業会が設定。野球のバッテリーの守備位置数字が1、2であることから。(※自動車バッテリーの基礎知識については同会のWEBサイトを参照してください)

 15(火

・観光バス記念日──1925年(大正14年)のこの日、東京で初の遊覧乗合自動車(観光バス)が登場しました。

 16日(水)

 1月15日(金)

年末年始 港湾無災害強調期間  ── 港湾貨物運送事業労働災害防止協会による年末年始の事故防止活動。今年のスローガン

 「きっちり確認 ゆっくり休息 しっかり準備 年末年始無災害

 20日

 

道路交通法施行記念日

 ──1960年(昭和35年)のこの日道路交通法が施行されました。それまで交通行政は1947年制定の「道路交通取締法」によって行われ、各都道府県の行政処分基準などにはバラつきがありましたが、全国で統一した法制となりました。

 21(月)
・冬至
 23日(水) ・平成天皇(上皇)誕生日
 25日(金 ・クリスマス
 28日(月 ・官庁仕事納め
 29日(火

・津市国道の激突4人死亡事故から2年 ── 2018年12月29日午後10時ごろ、三重県津市の国道上を乗用車が時速146キロで走行して、道路を横切ろうとしたタクシーに激突、乗客ら4人が死亡しました。

 刑事裁判では危険運転致死傷罪の成立が争われましたが、裁判長は「制御困難な高速度だったが事故の危険性の認識があったとまでは言えない」と判断し、過失運転致死傷罪で懲役7年の判決を言い渡しました(2020年6月16日 津地裁判決)。

   

 11月16日~ 

 1月10日

第60回「正しい運転・明るい輸送運動」

 全日本トラック協会主催──詳しくは、全ト協のWEBサイトを参照してください 。

 申込み受付中

・荷主と運送事業者の連携による 物流効率化に向けたセミナー

 (国土交通省委託事業)

 最近の物流政策を踏まえ、物流効率化取り組み成功事例の発表等

 2021年1月~2月/ 東京・名古屋・大阪・新潟で開催

 詳しくは、事務局である富士通総研のWebサイトを参照。

 (東京は締め切りましたがオンライン・セミナー申込みは可能) 

 12月~1月

・貸切バス、観光バスを対象とした街頭監査

 毎年、年末年始にかけては貸切バス発着場等における街頭監査が実施されます。平成28年度より街頭監査に関係する処分は強化されています。また貸切バスについては平成29年度より覆面添乗調査も実施されています。

 12月中旬 ・2020年10月末までの交通事故発生状況発表(警察庁
 12月下旬

2020年10月分 トラック輸送情報国土交通省

 12月上旬

・令和3(2021)年使用 交通安全年間スローガンの公表 

 毎日新聞紙上、全日本交通安全協会ホームページなど

 

 ◆12月の日没時刻 国立天文台 暦計算室による)

1日(火 福岡 17:10

大阪 16:47

東京 16:28 札幌 16:01

 15日(火

福岡 17:12

大阪 16:49

東京 16:29

札幌 16:00

31日(木 福岡 17:21

大阪 16:57

東京 16:38

札幌 16:09

早めのライト点灯で事故防止
「早めにつけよう おもいやりライト運動に
 取り組みましょう!

 冬至(12月21日)の頃は、1年の中で最も日が短いころと言われています。早い地方では4時には日没ですので、夕方帰社するころにライトを点灯するのは当たり前ですね。

 冬場は日の角度が低いため、日没前でも山沿いなどではあっという間に暗くなりますので、できるだけ早めに点灯するよう心がけましょう。

 早めに点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。ライト活用を意識して、周囲の警戒を徹底しましょう。

 

 また、薄暮・夜間は横断歩道の発見遅れが目立ちます。ダイヤマークを見かけたら前方の横断者を予測しましょう。 

 「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。


 詳しくはおもいやりライトのサイトを参照してください

 

 また、JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
 JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 
今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

4月30日(火)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。