さる4月20日午後、島根県邑南町の会社員の男性が走行している車から川の「のり面」にゴミを捨てたとして、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、現行犯逮捕される事件がありました。
現場付近では、4月5日に紙おむつが入ったポリ袋44個が捨てられているのが見つかったため、警察が警戒を強めていたところ、男性が走っている車から投棄するのを発見して逮捕したものです。
車を運転していると、道路脇や中央分離帯などにゴミが捨てられているのを目にすることがあります。道路脇に捨てられたゴミは、景観を損なうことはもちろんですが、走行車線上に落ちたら後続車などにも大きな迷惑をかけることがあります。
以前、聴講したセミナーの講師は、走行車両からゴミを捨てることは、自分の人格を捨てて歩いているようなもので、「自分はこんなに恥かしい人間なんだ」ということを公言して歩いているようなものだと言われていました。
ゴミをポイ捨てする人は、自分さえ良ければいいという考えの持ち主だと思いますので、当然他車を思いやる心など持っていないのではないでしょうか。
道路はごみ捨て場ではありません。絶対に車からゴミを捨てないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2021.4.30更新)
本テキストは、プロのトラックドライバーとして知っておかなければならないマナーとモラルについて解説しています。
運転場面や得意先での対応場面など15事例を収録し、イラストでマナーの悪い例やモラルの低いドライバーの姿を描いています。
これらの事例がどんな問題につながるか、ドライバーが考えて記入する参加型の教材となっていますので、マナーやモラルについて考える機会となり、改善のキッカケとなります。
監修:酒井 誠
(一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構代表理事)