右折待ちでの「はみ出し」に注意

写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません

 さる5月19日午前7時半すぎ、札幌市中央区交差点で右折待ちをしていた乗用車に、対向車線を走行してきた軽乗用車が衝突する事故がありました。

 事故現場の交差点は、交通量が多いうえに右折レーンもありませんでした。

 

 交差点を右折するとき、右折レーンがある場合には待機するスペースもありますので、さほど緊張することはないのですが、この事例のように交通量が多くて右折レーンがない交差点では、停止位置などにけっこう気を遣います。

 

 あまり手前に停止すると後続車の邪魔になりますし、といって前に出過ぎると対向車と衝突するリスクも高くなるからです。

 

 少しくらいなら対向車線に出ていても、通常なら対向車が避けてくれるのですが、なかには真っすぐ直進してくる車もいますので、どうしても事故のリスクが高くなります。

 

 右折レーンのない交差点を右折する場合には、あまり対向車線にはみ出さないように注意しましょう。できれば、ルートを選択するときに右折レーンがある交差点を右折していく経路を考えたほうが安全だと思います。

(シンク出版株式会社 2021.5.28更新)

■「鳥の視点」で事故に結びつく危険を発見しよう

 交差点事故を起こさないためには、運転席からは見えない(見えにくい)危険を見つけ出すことが大切です。

 そうした危険を発見するには、運転席の上空から見渡す鳥のような視点を持って、全体の交通場面をイメージする力(メタ認知能力)が必要となります。

 

 新刊小冊子「交差点を鳥の目で視ると隠れた危険が見えてくる」では、交差点の6つの運転場面を提示して、隠れた危険をイメージできるかを考えるとともに、それぞれ俯瞰図で交差点の危険を見ながら解説を読んで理解する構成となっています。

 

 メタ認知能力を高めるための教材としてもご利用いただけますので、ぜひ事業所での交差点事故防止教育にお役立てください。

 

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12月10日(火)

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