バス車内の車いす固定について動画を公表

■国土交通省が路線バスでの「車いす乗車客」の事故防止対策資料を作成

バス車内における車いす固定について
国土交通省作成の指導用動画教材より

●安全確保とバリアフリー推進の一環

 共生社会の実現に向け、障害者差別解消法が制定され、バリアフ リー法が改正され社会全体で「障害の社会モデル」への理解促進がすすんでいます。

 路線バスにおける車いす使用者の安全確保に向けても、国土交通省は昨年6月より検討会を立ち上げ、対策を練ってきましたが、このほど報告書を取りまとめるとともに、バス運転者への指導・教育に活用するために「車いす固定」の重要性と安全な方法に関する動画を作成し公表しました。

 

 この動画はインターネットの動画サイトYouTubeでバス事業者向けに限定公開されています。

 

 動画作成に当たって(公社)日本バス協会、バス事業者、障害者当事者団体、(公財)交通エコロジー・モビリティ財団及び(一社)日本車椅子シーティング協会などが協力して撮影されました。

 実際のバス車内における車いす固定方法と解除方法が、型式などを踏まえてわかりやすく解説され、車いす利用者へのアナウンスの方法などもアドバイスしています。また、車イス固定がない場合、どの程度の旋回などで転倒するかも実験しています。

 

 同省では、路線バスにおける車いす固定の重要性等の啓発や、運転者への教育・研修用教材として幅広く活用してほしいと呼びかけています。

●過去3年間に12件のバス車内「車いす事故」が報告されている

 

 乗合バスの人身事故(軽傷、重傷、死亡事故)の件数は全体として減少傾向ですが、平成30年の事故類型別事故件数の内訳を見ると、車内事故が最多で352 件発生し、乗合バス事故全体の30.9%を占めています。

 車いす使用者に関係する車内事故として国土交通省に報告されたものは、平成29年から令和元年までの3年間で計12件あり、そのうち少なくとも9件は、車いすの固定をしていなかった、あるいは不十分だったことに起因することが確認されています。

 

 この実態を踏まえ、路線バスにおける車いす使用者に関係する車内事故について現状把握、論点整理及び課題と対策の方向性を検討するため検討会が立ち上げられました(同省報告書より)。

■車いす固定の動画については、国土交通省のWEBサイト

  →  「バス車内における車いすの固定について(動画)」 を参照してください。

 

■路線バスに係る車いす事故対策検討会の報告については、以下のWEBサイト

  →  「路線バスに係る車いす事故対策検討会──報告書並びに配布資料」 を参照してください。 

 

  (*下図は報告書の概要)

路線バス車内における車いすの事故防止

■バス事業者のための総合教育資料──事故惹起者への指導・監督にも対応

バスドライバーの安全指導

 バス運転者に対して、幅広く実践的な教育を実施できる最新の資料を網羅した「バス安全運転教本」を発行しました。 

 

 本教本は2編で構成されており、第1編は一般的な指導・監督の指針の13項目に沿った内容となり、合わせて高速道路の安全知識や異常気象時の運転等、バス運転者として必要な知識を詳しく解説しています。

 第2編は事故惹起者に対する指導・監督の指針7項目に沿った内容となっています。

 

 ぜひ本書を活用して、バスの運転者に対する効果的な指導を行ってください。

 

 

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10月26日(火)

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