運転中に他車に割込みをされたり車間距離を詰められると、イライラすることがあります。こんなとき、カッとして軽率な行動をすると、交通事故を起こしたり免許証を失ったりする危険がありますので、感情を鎮めることが大切です。
さる8月16日、三重県警察本部は32歳の男性を傷害の罪などで逮捕しました。
逮捕容疑は7月25日の夜、伊勢市の県道で前を走っていた軽乗用車にわざと追突し、その後対向車線にはみ出して対向車にも衝突して4人にケガを負わせた疑いです。
事故当時に追突された軽乗用車の運転者女性から「あおられて追突された」と通報があったということで、警察の調べに対し男性は「前の車に追い抜かれ、イライラしてわざとぶつけた」と容疑を認めています。
あおり運転で事故が発生しているので妨害運転(交通の著しい危険)が成立し、「5年以下の懲役又は100万円以下の罰金」に問われ、違反点数は35点で即免許取消し(しかも欠格期間3年)となる可能性が高いケースです。
さらに傷害罪が併合されると、より重い「15年以下の懲役」が適用される可能性すらあります。
カッとして自分の感情を抑えられないときに車は凶器と化します。重罰に処されることを肝に銘じて、イライラしても絶対にあおり運転をしないように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2021.8.23更新)
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