2021年11月──今月の運転管理/(令和3年11月)

高齢者事故を防止しよう


8月の安全運転管理

 11月は、10月に引き続き夜間や薄暮時の事故が多発する時期です。とくに歩行者の横断を見落とさないために、安全確認をしっかりと行うことが大切です。 

 

 緊急事態の解除などを受けて交通量が増加傾向にあり、歩行者等の人出も増えています。コロナ禍のストレスがたまっていた運転者が長距離ドライブで発散するようなことも多いでしょう。

 

 交通事故の危険性が高まっていることを踏まえて、とくに生活道路の運転には十分な注意をするよう指導しましょう。

 

 健康面では新型コロナウイルス予防対策だけでなく、インフルエンザ予防対策も呼びかけておきましょう。

  

11月の安全運転目標──運転者の皆さんへ

■高齢者との事故防止に努めよう

右から横断する高齢者をとくに警戒する

高齢歩行者事故のパターン
交通事故総合分析センターの分析より(2016)

 

 11月は10月に引き続き、薄暮時間帯や夜間事故が多発しますが、とくに高齢者の被害が目立ちますので、注意が必要です。

 

 高齢者の道路横断中の事故は、交差点、単路ともに、横断中に左方向から進行してくる車と衝突する事故が多く、特に夜間には、高齢者が左からくる車にひかれる事故が多発しています。

 

 車から見ると「右から横断してくる」高齢者との事故です。

 

 その原因としては、高齢者からは対向車線の車が遠くに見えて、「安全に横断できる」と判断を誤りやすいことと、車からは対向車や自車のピラーなどが邪魔をして、右側から横断してくる高齢者を見落としやすいということが挙げられます。 

■上向きライトだけでなく確認しようとする意識が重要

危険予測意識があれば横断事故を防ぐことは可能

右から横断高齢者事故

 こうした高齢者の右から横断事故を防ぐためには、夜間は郊外の道路などで常に上向きライトを活用するとともに、運転者自身「右側から横断する歩行者がいるかも知れない」という強い危険予測意識をもつことが大切です。

 

 人は、何かが起こるということを認識していると、いち早くそれに気づこうという意識が働き、危険の兆候を発見しやすくなります。

 

 「右から横断してくる歩行者がいる」という意識があると道路の右側にチラチラと目を運ぶ習慣がつき、横断する歩行者を確認しようとしますので、それだけ発見の確率が高くなるのです。

 予測していると、ブレーキへの踏み換えも早くなり、事故を寸前で回避することが可能になります。

 ぜひ、前方の右から横断する歩行者を予測して運転してください。

■以下の項目をチェックし、すべてハイとなるように自らの態度を反省してください

・常に、右側から横断する歩行者を意識して運転している

・夜間は「上向きライト」を基本にして走行している

・対向車の通過直後はその後方に横断者がいないかチェックしている

・対向車線に車がいないときは、必ず上向きライトに切り替える

・交差点で対向右折待機車がいるとき、後方を横断してくる歩行者を予測する

・対向車線の向こう側の歩道上をときどきチェックしている

・道路右側に病院やスーパー等があるとき、高齢者の横断を予測する

・対向車線上にバスが停車していたら乗降客の横断を予測する

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ


  

11月の重点管理目標──管理者の皆さんへ

■直行直帰の運転者を管理しよう

下向きライトの危険

 コロナ禍が長期化し、企業ではリモート勤務や会議のオンライン化がすすんでいます。

 このため、感染が収まってもすでに実施している営業マンの直行直帰などを継続したり、管理者が在宅勤務をすることが習慣化し、運転者と顔を合わさないことが多くなりました。それが、運転者管理を難しくしている面があります。

 

 とくに出発前の全員そろった朝礼などがなくなって、運転者の健康観察が難しくなってはいないでしょうか。

 

 2022年10月から、自家用自動車を使用する会社でも5台以上使用するなど安全運転管理者をおく事業所では、運転前のアルコール濃度チェックが義務づけられます。

 

 そうしたチェックも踏まえて、運送事業者のように、遠隔地からリモートで運転者と点呼のようなやり取りを実施できるように管理体制を整えて行くのも一つの方法です。

 

 カメラ付きの端末やスマートフォンなどを使用すれば、アルコールのチェックデータを送ってもらうことは簡単に実施できます。こうした電子端末を通じたチェックが安全運転管理者の点呼および確認業務として認められるかどうかはわかりませんが、アルコールチェッカーなどを整備する段階でリモート点呼による管理を準備しておくことは、飲酒運転防止には役立ちます。

■IT化で健康観察と運行指示に活用

ライト上向きの重要性

  顔を突き合わせる機会が減ると、どうしても運転者の健康状態はわかりにくくなりますが、アルコール検知機器を導入するとき、同時に運転者にウェアラブル端末(スマートウォッチ)などを配布して、オンラインで健康チェックをする取り組みを実施してはいかがでしょうか?

 

 すでに物流企業やバス会社の中には、運行先の運転者と電話点呼をする際に、アルコール検知のアプリと健康管理の端末を駆使して、運転者の体温・血圧・心拍数などのデータをアルコール濃度チェックと合わせて送ってもらい、点呼記録を取得している事業者があります。

  

 例えば、高血圧などが気になる運転者にはサービスエリアでの休憩時に定期的な血圧チェックをすることなどが指導できます。リモートだと個別の相談が可能なので、運転者の個人的な事情などを聞くこともできます。

 

 また、運転者とオンライン・ソフトでやり取りすることにより、運行指示などがきめ細かくできることがあります。例えば管理者がつかんだ気になる気象情報などをリモート点呼の際に運転者に伝えて、走行する経路を変更するべきかどうか、相談することなどで活用できます。

  

11月健康管理目標──従業員の皆さんへ

■インフルエンザワクチンを接種しよう

インフルエンザ大流行の懸念

■昨年の感染者激減による反動で 

 大流行の懸念がある

 

 日本感染症学会は、この冬に備え、インフルエンザワクチンを積極的に接種するよう呼びかけています。昨季の冬はコロナ禍でマスク着用や手洗いなどの対策が徹底されたためか、インフルエンザ患者が激減しました。

 しかし、海外との往来制限が緩和されて、ウイルスが持ち込まれることがあれば、今季は大流行の恐れがあるということです。

 

 2020~2021年の流行期には新型コロナとの同時流行も懸念されましたが、実際には全国のインフルエンザ患者数は推計1.4万人で、現在の調査手法になった1999年以降で最も少ない患者数でした。

 これについて、同学会はウェブサイトに見解を公表して、「患者が極めて少なかったため、社会全体の集団免疫が形成されていない」としています。

 

 そこで、インフルエンザワクチン接種で感染者を減らし、医療現場の負担軽減にもつなげてほしいと呼びかけています。冬には新型コロナ患者の急増(第6波流行)の懸念もあり、その備えとしても重要な取り組みです。 

インフルエンザ・ワクチン

■リスクの高い人は早めに接種

 

 インフルエンザワクチンの接種時期は、例年ですと10月末から始まりますが、今年は新型コロナウイルスのワクチン接種が完了していない人がまだ多いので、医療機関もそちらを優先することになります。

 なお、米国では両ワクチンの同時接種を可としていますが、日本では2週間は開けるルールとなっています。

 今月に新型コロナワクチンを接種する人は、インフルエンザ接種が少し遅れることは仕方がないでしょう。

 

 厚生労働省の発表では、2021~2022年度のワクチン供給量は、製造効率の高かった昨年度に比すると2割程度減少するものの、ほぼ例年通りとのことです。

 

 また、優先接種対象として心血管疾患、慢性呼吸器疾患、糖尿病・腎臓病の既往のある人、妊婦、65歳以上の人などハイリスクの人が挙げられています。新型コロナワクチンは接種済みの方が多いでしょうから、早めのインフルエンザ接種が推奨されています。 

 *この記事は、日本感染症学会のWEBサイト などを参照しました。


  

その他の管理・指導項目

■11月の第3日曜日は交通事故被害者追悼の日

The World Day of Remembrance for Road Traffic Victims (WDR)
低速走行を呼びかけるWDOR協会作成のポスター

■交通事故犠牲者を忘れない

 交通死亡事故は減少傾向にあるとはいえ、依然として、かけがえのない命が交通事故により失われ続けています。

 

 ちょうど11月の第3日曜日=11月21日は「世界道路交通被害者の日」(World Day of Remembrance for Road Traffic Victims)という国際デーになります(「犠牲者」とも訳)。

 

 2005年10月26日の国連総会決議で毎年11月の第3日曜日と定められました。

 英国の事故防止NGO ”ロードピース”によって「道路交通被害者(犠牲者)の日」活動が1993年から行われていましたが、ヨーロッパを中心に支持が広がり国連決議となりました。

 

「道路での死傷は世界が負った傷であり、これを防ぐために世界中すべての人が犠牲者のことを思い、手を携えて行動することが必要です」というのが記念日設立の趣旨です。

 

 この日にちなむ運動では、常に以下のことが訴えられています。

 ・道路で事故により殺された人、重傷を負っ

  た人などすべての犠牲者を忘れないでください。

 ・救急隊員の重要な仕事を認めましょう。

 ・道路上の死傷者に対して責任がある立場(機関)の法的対応を常に注視しましょう。

 ・道路交通の犠牲者とその家族に対するより良い支援を提唱しましょう。

 ・道路交通の死傷を防止し、最終的に阻止するための実効ある行動を促進しましょう。

 

■低速走行で交通弱者を守ろう

 今年は、行動目標として特に交通速度の低下にスポットライトを当てています。低速(時速30キロ以下)は、多くの死者や重傷、特に歩行者やその他すべての脆弱な道路利用者(子供、高齢者、障害者)の被害を防ぐ可能性があります。 事故死者数が減少傾向にあっても、決してリスクが解消されているわけではない事実を自覚して、事故で亡くなったり社会的生命を絶たれた犠牲者に心を寄せ、とくに生活道路では時速30キロ以下の低速走行に努めましょう。

(※この日は多くの国・地域で交通事故・交通公害防止の活動が行われます。日本では残念ながら国や公共団体の働きかけはみられないのですが、交通事故被害者の団体では活動を行っています)。

 

 

■冬用装備、チェーンなどを 点検しよう

冬道走行用の整備

 10月は秋の訪れが遅く暑い日も多かったのですが、11月に入って急に気温が下がり初雪をみる地方も多くなります。

 荷台へのチェーン搭載やスタッドレスタイヤへの履替え、雪道用のグッズの搭載などに目を配りましょう。

 

 出発する場所は全く雪の降らない地域であっても、運転者が寒い地域に出張する場合は、万全の措置が必要です。

 遠地出張して車を借りる運転者には、レンタカー予約時にスタッドレスタイヤが装着してあるかチェックさせましょう。

 

 降雪地では、車から降りるとき滑って転倒し足を骨折するといった事故も起こっていますので、寒冷地用の靴を持参させることなどにも注意してください。 

■こんな事故が発生しています

スリップ事故
写真はイメージです

連続してスリップ事故が発生

 

 2019年(令和元年)11月16日午後5時半ごろ、北海道砂川市の道央自動車道で、スリップして本線上に停止していた乗用車に後続の大型バスが追突し、乗用車の助手席に乗っていた女性(57歳)が死亡、運転していた女性(20歳)も腰の骨を折るなどの大けがをしました。

 

 現場の路面は、雪に覆われたアイスバーン状態だったということで、バスの運転者は「乗用車に気づきブレーキをかけたが、スリップしてぶつかった」と供述していました。

 

 路面がアイスバーン状態になっていても、ブレーキやハンドル操作をするまでは気づかないことが多く、急に気温が低下して雪が降ったときには、スピードを落として慎重に運転することが求められます。

  

事業用自動車の運行管理者の皆さんへ

■大型車の車輪脱落事故に注意しましょう

車輪脱落事故件数/令和元年度

■タイヤ交換後の脱落事故が多発

 

 依然として、大型車のタイヤ交換などホイール脱着時の不適切な取り扱いにより、車輪が脱落する事故が発生し、令和2年度には、131件(対前年度比19件増加)と過去最高の事故件数を記録しています(全131件のうち20年11月から21年2月の冬期に65%が発生)。

 

 国土交通省や自動車整備業界などが警鐘を鳴らすため、脱落防止リーフレットなどを毎年配布して、事業者への注意をよびかけていますが、今年度は、国土交通省が点検の手引を改正するとともに、ホイールナットマーカー等を活用した新たな点検の実施方法等が導入されました。

自動車の点検及び整備に関する手引き 改正
図はいずれも国土交通省の公表資料より

 同省が「自動車の点検及び整備に関する手引き」を一部改正したものです。

 具体的には、ホイール・ボルトへのマーキングを施して、マーキングのずれを目視により確認する方法や、ISO8本仕様のホイールの場合、正しく装着されているかをひと目で簡単にわかるホイールナットマーカー(インジケーター)などが開発されました。

 11月はスタッドレスタイヤなどへの交換が多い時期なので、とくに交換後の点検・整備を丁寧に行いましょう。

 

 同省の「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」は10月1日~2022年2月28日の期間実施されています。

「自動車の点検及び整備に関する手引き」の改正点について

■車の周りからの点検 

 ↓ 新たに追加された点検ポイント

タイヤ/取付の状態

 ISO方式のホイール・ナットの緩みの点検にあっては、

●ホイール・ナット及びホイール・ボルトへのマーキングを施し

 マーキングのずれを目視により確認する方法

●又はホイール・ナットの回転を指示するインジケータを装着し、

 インジケータ相互の指示のずれやインジケータ連結部の変形を

 目視により確認する方法に代えることができます。

●ただし、ホイール・ナット及びホイール・ボルトを一体で覆う

 インジケータにあっては、目視によりディスク・ホイールの取

 付状態を点検する際に、インジケータを取り外して点検しなけ

 ればならないことに注意してください。

 ※ホイールボルトのメンテナンスについては日本自動車工業会のWEBサイトも参照

◆参考資料/自動車工業会・国土交通省などの作成によるリーフレット

ホイールナット・インジケーター

PDFは自工会のWEBサイトよりダウンロードできます

車輪脱落事故防止

PDFは自工会のWEBサイトよりダウンロードできます


  

11月の安全運転管理ごよみ──2021年(令和3年)

日  付 行 事 等

 1日(月) 

 30日(火)

過労死等防止啓発月間(過重労働解消キャンペーン──厚生労働省主唱し、著しい過重労働や賃金不払残業の撲滅に向けた監督指導や電話相談(0120-794-713/9時~17時)などを実施します。

 ★著しい過重労働、長時間残業はないか?

 ★36協定の違反はないか? 

 ★悪質な賃金不払残業はないか?

 1日(月) 

 30日(火)

・冬の省エネキャンペーン──暖房の使用などによってエネルギーの消費量が多くなる季節ですので、積極的な省エネキャンペーンが行われます。

 1日(月) 

 30日(火)

エコドライブ推進月間──警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省で構成するエコドライブ普及連絡会は、11月をエコドライブの推進月間として積極的な広報を行いエコドライブ研修会などを通じて普及・推進を図ります。詳しくは、環境省のWEBサイトを参照してください

 1日(月) 

 30日(火)

・フォークリフト等の特定自主検査強調月間──フォークリフトなど荷役運搬機械や建設機械は資格を持つ検査者による年1回の「特定自主検査」が必要、その啓蒙月間です(詳しくは、建設荷役車両安全技術協会のWEBサイトを参照してください)。

  9月

 11月 30(火)

・大型自動車の点検整備推進月間 ──大型自動車を使用する事業所は9月から11月までの3か月間、定められた項目での重点点検を行い、点検結果を各運輸支局等に報告します。

  1日(月) 

 14

・「危険物の荷卸し時における相互立会いの推進」全国キャンペーン──石油連盟、全日本トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会などの共催。石油や高圧ガス等の荷卸し時に荷卸・荷受双方の危険物取扱者立会いを行い、事故防止の徹底を求めています。詳しくはこちらを参照

 2日(火

・一般社団法人 交通科学研究会/研究討論会

 テーマ:「高齢者の認知機能低下と自動車運転の諸問題」

 於:大阪市立大学文化交流センターホール(大阪駅前第2ビル6F)

 時間:14時00分~16時30分(受付:13:30~)

 事前申し込み制:詳しくは同研究会のWEBサイトを参照。

 3日

・文化の日 ─旧「明治節」、戦前は明治天皇の誕生日であることで祝日となっていました。1946年に日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視していることから、1948年(昭和23年)文化の日となりました。

 5日(金)

・津波防災の日(世界津波の日)──この日は1854年の安政南海地震による津波が和歌山県を襲った際の「稲むらの火」の逸話にちなんでいます。津波が襲ったとき、濱口梧陵(儀兵衛)が取入れの終わった稲わらに火をつけて、村人を安全な場所に誘導したという実話があります。津波の脅威を共有し対策を進めるため、2015年に国連でも制定されました。

 7日

・立冬──24節気の一つ。暦の上での冬の始まり。日の光が弱くなり、朝夕など冷え込む日が増えてきます。

 9日(火

・119番の日──消防庁が電話番号「119」に因んで1987(昭和62)年に制定しました。

 9日(火)~

 15日(月

秋季全国火災予防運動──火災が発生しやすい時季を迎え、119番の日から1週間、全国の消防本部等が火災予防を訴えます。

 9日(火

・11月の製品安全点検日

──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

 10(水

いい点灯の日──おもいやりライト事務局」が企画する一斉点灯の実施日。11.10(イイ テン トウ)の語呂合わせから。「見るためだけではなく、見られるための光を」を合言葉に点灯を呼びかけます。

 11(木

第57回 全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会

 会場:熊本県熊本市「熊本城ホール」

 主催:陸上貨物運送事業労働災害防止協会  

 13(土)

関西大学社会安全学部 公開講座(第33回)

 「ここまできた!自動車衝突から命を守るための技術と仕組み」

 ・於:関西大学 高槻ミューズキャンパス西館

 ・日時 13:00-16:00(開場/12:30~)

 ・参加料は無料(※コロナ禍の状況次第では、ライブ配信セミナーに

  切り替え、または中止する場合があります)

 ・申込は、関西大学社会安全学部 のWEBサイトより

 14日 世界糖尿病デー ── 国連が2006年採択しました。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40歳以上の日本人男性の21.6%・女性の9.8%が糖尿病と指摘されていて、男性の19.9%、女性の8.9%は糖尿病が強く疑われるとされています(平成30年度)。血糖値管理を徹底して低血糖症状などによる意識喪失事故を防ぎましょう。

 16日(火)~

 1月10日

第61回「正しい運転・明るい輸送運動」

 全日本トラック協会主催──詳しくは、全ト協のWEBサイトを参照してください 。

 21

世界道路交通被害者追悼の日(毎年11月第3日曜日) 

  交通事故被害者の救済及び、交通事故予防のための取組みの重要性を啓発するための国際デー。2005年10月26日の国連総会決議で毎年11月の第3日曜日と定められました。詳しくは「世界道路交通被害者の日世界事務局のWEBサイト 、または英国のロードピースのWEBサイト(英文)を参照して下さい(Victimsを犠牲者と訳す場合もあります)。

 ※The World Day of Remembrance for Road Traffic Victims

 21日

・名神高速道スマホ脇見事故から4年──2017年11月21日滋賀県の名神高速道路上でスマートフォンで運行計画アプリなどを操作して10秒間もわき見し、渋滞に気づかないまま乗用車などに追突し4人が死傷しました。

 刑事裁判で裁判長は「通常の過失態様を逸脱する運転」と批判し「一般的な過失運転の量刑では軽すぎる」として、検察の求刑(禁錮2年)を上回る「禁錮2年8月」の実刑判決を言い渡し、注目されました。

 22(月)

・小雪

 23

・勤労感謝の日──第二次世界大戦前は新嘗祭(にいなめさい)の日とされていましたが、戦後のGHQ占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で「勤労感謝の日」に改められました。

 28

・東名高速飲酒運転死亡事故から22年──1999年11月28日、東京都世田谷区の東名高速道路東京IC付近で、家族4人が乗った普通乗用車に飲酒運転のトラック(高知県の運送会社)が追突、乗用車が炎上し幼い女児2人が死亡しました事故によりトラック運転者の常習的な飲酒運転が判明し、社会に大きなショックを与え飲酒運転の罰則強化に結びつくとともに、遺族らの粘り強い活動はその後の「危険運転致死傷罪」成立に大きな影響を与えました。
   

 10月22日  

 11月

交通事故総合分析センター第24回交通事故・調査分析研究発表 

 WEB開催(ITARDAホームページ上で公開) 

 詳しくは、交通事故総合分析センターのWEBサイトを参照。

 ~ 12月

過重労働解消のためのセミナー(厚生労働省委託事業)──長時間労働削減対策などに必要な知識やノウハウ、取り組み事例の紹介。各都道府県別に各回100名定員で開催されます【事前申込制・参加無料】。

 9月1日(水)~ 12月15日(水) 13:30~16:00(全60回)

  ※オンライン開催ですが、一部は会場開催を予定しています。 

 詳しくは、過重労働解消セミナー運営事務局のWEBサイトを参照してください。

 11月中旬 ・2021年9月末までの交通事故発生状況発表
 11月下旬

2021年9月分 トラック輸送情報国土交通省

 11月下旬

2022年使用 交通安全年間スローガンの公表 

 毎日新聞紙上、全日本交通安全協会ホームページなど

 

 ◆11月の日没時刻 国立天文台 暦計算室による)

1日(月 福岡 17:27

大阪 17:05

東京 16:46 札幌 16:27

 15日(月

福岡 17:16

大阪 16:53

東京 16:34

札幌 16:11

30日(火 福岡 17:10

大阪 16:47

東京 16:28

札幌 16:01

早めのライト点灯で事故防止
「早めにつけよう おもいやりライト運動に
 取り組みましょう!

 11月は日没が午後4時台から5時台の前半ということで、あっという間に日没がやってきます。早めのライト点灯を意識しましょう。

 今年の秋は、やっと旅行ができるということで行楽地を始め、各地でレジャーなども活発化する気配です。夕刻は歩行者、自転車の見落としを警戒してください。

 

 自車からは見えると感じても、歩行者・自転車のためにライト点灯を実践してください。

 あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。

 

 「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。
 詳しくはおもいやりライトのサイトを参照してください

 

 JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
 JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 
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4月1日(月)

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