交差点での右左折時は、満遍なく注意を

 先日は、T字路で右折するときバイクを見落とした事故を紹介しましたが、今度は左折しようとした大型バスの運転者が右からきたバイクを見落とす事故が発生しました。

 

 さる、6月9日午前11時前、名古屋市千種区の脇道から環線道路に左折で合流しようとした名古屋市バスが、右から走行してきたバイクを見落とし、衝突する事故を起こしました。幸い、バイクに乗っていた16歳の少年は擦り傷程度の軽傷ですみました。

 

 なお、バスには乗客が乗っていなかったので、他にけが人はいませんでした。

 

 事故を起こしたバス運転者は、右からきたバイクをなぜ見落としたのでしょうか?

 

 環線道路の交通量が少なくて油断したのかも知れませんが、バスなど大型自動車が左折する場合は、左側方の巻き込みが気になります。そのため、左側のサイドミラーやアンダーミラーに気を取られて、右側を再確認するのがおろそかになった可能性も考えられます。

 

 また、交差点に死角があって停止線からでは交差道路が見えにくいとき、思い切って交差点の縁から少し車体を出して確認しようとする運転者もいますが、このときバイクなどが路肩ギリギリを走行してくると、衝突する危険があります。

 

 交差点を右左折するときには、交差点の建物などがつくる死角等も意識し、満遍なく注意を払うように心がけましょう。

(シンク出版株式会社 2022.6.14更新)

■バス事業者のための総合教育資料──事故惹起者への指導・監督にも対応

  バス運転者に対して、幅広く実践的な教育を実施できる最新の資料を網羅した「バス安全運転教本」を発売中です。 

 

 本教本は2編で構成されており、第1編は一般的な指導・監督の指針の13項目に沿った内容となり、合わせて高速道路の安全知識や異常気象時の運転等、バス運転者として必要な知識を詳しく解説しています。第2編は事故惹起者に対する指導・監督の指針7項目に沿った内容となっています。

 

 ぜひ本書を活用して、バスの運転者に対する効果的な指導を行ってください。

 

【詳しくはこちら】

今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

4月26日(金)

高速道路のトンネル事故に注意しましょう  自転車のメンテナンスも重要です

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。