今月の運転管理/2023年6月(令和5年6月)

梅雨期の事故防止


6月の安全運転管理(令和5年)

 

 6月は、梅雨に入って雨の日が続く時期です。スリップ事故や停止距離が伸びて追突事故を起こす危険、歩行者との衝突事故に注意する必要があります。

 また、集中豪雨による水没などの災害にも配慮しましょう。

 

 事業所内では、7月の安全週間に向けて安全パトロールなどを行う時期です。倉庫や立寄り先での運転者の行動を観察し、必要なルールが守られているかチェックしてください。安全措置もチェックし、運転者が安全に業務ができる環境を整備しましょう。

 また、転倒防止のための管理・指導も重要です。

 

 健康面では、日本人の摂取量が極端に少ないと言われている、果物の健康増進効果をアピールしてはいかがでしょう。

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6月の安全運転目標──運転者の皆さんへ

雨の日の安全運転に努めよう

速度を抑えて危険を回避

出会い頭事故

 太平洋では台風発生のニュースもあり、6月は多くの地域で梅雨入りとなりそうです。

 

 雨の日は、車間距離の狭い状況での追突事故が多発したり、カーブでのスリップによる逸脱事故、強いブレーキを踏むことによるスピンなど、さまざまな危険が増えます。

 

 また、視界が悪化することによる歩行者や自転車の発見の遅れから、交通事故が発生しやすくなっています。

 車だけでなく、歩行者や自転車も同じです。歩行者が滑って車道側に転んだり、自転車がよろけるといった危険があります。

 バイクも白線の上などでスリップしやすく、雨の日に大型車に接触して後部車輪に巻き込まれるといった事故が起こっています。

 

 傘をさした歩行者などは安全確認が散漫になりやすい時期ですので、雨の日はとくに慎重に行動しましょう。

 運転者として重視したいのは速度の抑制です。雨が振り始めたら速度を落とすことを心がけて事故を防ぐための余裕を手に入れましょう。

 速度を落としておけば判断や操作に余裕が生まれ、スリップなどの危険も少なくなります。

子どもの自転車事故は、6月に最も多い

出会い頭事故

 警察庁が2018年から2022年の期間に、児童・生徒(小中高生)が自転車に乗っていて死傷した事故を月別に分析したところ、1年間のうち最も多かったのが6月でした。

 一つの要因として、4月から通学で自転車を使い始め、慣れた時期に安全運転がおろそかになっている可能性があると指摘されています。

 入学シーズンである4月の458人から増え始め、6月の591人がピークとなるまで右肩上がりに増え続けています。

 とくに6月は高校生の事故が291人と多く、小中学生に比べても増加幅が大きくなっています。

 

 6月の自転車事故増加は、雨による視界不良も関係している可能性があります。

 少しぐらいの雨であれば、中高生はカッパを着て自転車通学をしますが、左右の視界が悪くなります。

 また、傘をさして走行する場合は、視界が極端に悪くなるので、雨の日に自転車のこどもの姿を見かけたら、とくに注意してください。 

下の項目をチェックし、すべてハイとなることを目指してください

・雨の日はラインが見えにくいところで、減速して対向車に注意する

・濡れた路面では、対向車の水しぶきを警戒して少し減速する

・雨の日のカーブでは手前で十分に減速してスリップを警戒する

・標識などが見えにくい場合は無理をしないで、停止して確認する

・雨が降りそうに感じたら、少し減速して車間距離を多めにとる

・雨の日は進路変更や追い越しは控えるよう心がけている

・傘差し自転車やカッパを着た自転車を見かけたら側方間隔を十分にとる

・子どもの自転車が横断しているところでは、減速して横断を見守る

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ


  

6月の重点管理目標──管理者の皆さんへ

安全週間に向けて労災防止を徹底

全国安全週間準備期間2022

6月は安全週間の準備期間です

 7月に実施される全国安全週間の前に6月は準備期間として、安全総点検を実施しましょう。

 道路における交通災害の防止はもちろん重要です。また、構内や作業現場でも事故が発生しています。誘導担当の作業員がフォークリフトやトラックにひかれたり、運転者が荷台や車両の天井から転落するといった事故が発生しています。

 墜落・転落事故やフォークリフト事故防止のための情報を集めて、この機会に管理・指導を徹底しましょう。

 

 また、物流現場や製造工場の出荷場所、流通業の配送拠点などでは、ロールボックスパレット=「カゴ台車」による労働災害が多発しています。

 荷崩れが起こりにくいため普及してしますが、ロールボックスパレットが原因となって荷物の下敷きになるなどの労災事故も発生していることに留意しましょう。

【2023年全国安全週間/スローガン】 

 高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場

 ・実施期間/7月1日から7月7日まで

 ・全国安全週間の実効を上げるため、6月1日から6月30日までを準備期間とする

転倒災害防止重点取組期間

6月は転倒災害防止の重点取組期間

 また、厚生労働省では6月を転倒災害の重点取組期間とし、基本的な災害防止対策の確認・徹底を行うことも呼びかけています。

 

 具体的には、次のようなポイントが挙げられています。

 ●4Sの徹底(整理、整頓、清掃、清潔

  • 歩⾏場所に物を放置しない
  • 床面の汚れ(水、油、粉など)を取り除く
  • 床面の凹凸、段差などを解消する

 ●転倒しにくい作業方法

  • 時間に余裕を持って⾏動する
  • 滑りやすい場所では小さな歩幅で慎重に歩⾏する(雨の日は特に注意)
  • ⾜元が⾒えにくい状態で作業しない

 ●その他の対策

  • 作業に適した滑り止めのついた靴を着用する
  • 職場の危険マップを作成し、危険情報を共有する
  • 転倒危険場所ではステッカーなどで注意喚起をする

※厚生労働省作成「STOP! 転倒災害」プロジェクト資料(PDF/同省WEBサイトよりダウンロード可能) 

  

6月健康管理目標──従業員の皆さんへ

●果物200gで健康増進を図ろう

心臓病死亡リスクの低減

生活習慣病の予防に大きな効果が

 

 国が推進する健康づくりの取組みに「健康日本21」があり、さまざまな健康増進目標が掲げられています。そのなかで、1日200グラムの果物摂取を目標の一つとしてあげています。

 

 その理由は、果物に含まれるビタミン・ミネラル・食物繊維・ポリフェノール・リコピンなどの成分が、心臓病・脳卒中を誘発する動脈硬化を防ぐ効果が高く、高血圧の予防にも結びつくからです。

 生活習慣病を予防するには、若い年代から果物摂取を習慣にすることが大切です。

 

 果物200グラム(可食部)は、大きさにもよりますがキーウイフルーツなら2個、りんご・オレンジなら1個程度となります。

 ところが、実際に日本人が接種している果物の量は1人1日平均で96.4グラムにとどまっています(2019年調査)。1975年調査では193.5グラムあったので、フルーツ離れがすすみ45年間で半減しています。

8,000歩は週1日でも

甘さの割にはカロリーは少ない

 

 日本人の摂取量が少なくなった原因のひとつとして、「果物は甘くて太りやすい」という誤った思い込みがあるそうです。

 

 多くの果物は大部分が水分であり、カロリーの高い脂質もそれほど含まれていません。重さからするとカロリーは比較的少なく、1日200グラム程度の適量摂取であれば肥満につながらないと言われています。

 また、果物に含まれる果糖は砂糖に比べて同じグラム数でも1.15倍から1.73倍ほど甘く感じます。甘いお菓子類を食べるよりはヘルシーな食べ物と言えます。

 

 果物に多いビタミンCは骨や腱などのコラーゲン生成に必須の化合物です。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されないために血管がもろくなります。このほか、最近は抗酸化作用も注目されています。

 また、色の濃い果物に多いポリフェノールも抗酸化作用が評価されています。

 バナナなどに含まれるカリウムは塩分の排出を促し、高血圧予防に効果があります。

 

 最近は、糖尿病患者の方にもカロリーの低いイチゴなどの適量摂取(200グラムではなく1日80カロリー摂取)が推奨されるようになっています。

※この記事は、以下のサイトを参照しました。 

 ●農林水産省WEBサイト「毎日くだもの200グラム!

 ●うるおいのある食生活推進協議会「WEB 毎日くだもの200グラム運動  

その他の管理・指導項目

豪雨被害に備えた運行管理を

線状降水帯の発生
気象庁の線状降水帯ワーキンググループの研究資料より

線状降水帯予報に留意する

 

 気候変動に伴う豪雨災害に見舞われやすくなっていますので、6月は大雨に関する警戒情報には十分に注意しましょう。

 

 梅雨前線などの活動に伴う顕著な大雨の発生に関して、気象庁は昨年6月から、約半日~約6時間前には「線状降水帯発生情報」を出して避難行動を促しています。

 

 具体的には「夕方から○○地方で、線状降水帯が発生し、大雨災害の発生が急激に高まる」といった呼びかけがあります。予報というよりは災害情報であり、今、豪雨のため、非常に危険が迫っている深刻な状況を伝えているという認識で対処する必要があります。

 

 また、国が管理する河川についても、大雨が降って3時間以内に氾濫する危険がある水位に達すると予測した河川については、警戒レベル4に相当する「氾濫危険情報」を発表します。

線状降水帯の情報
2017年九州北部豪雨時の画像(日本気象協会の情報サイトより)

避難方法を事前にルール化し、

 的確に判断する 

 

 社屋や倉庫・車庫、作業場所などが低い場所、川、崖の近くにある事業所では、従業員の命の危険があります。川沿いの道路やアンダーパスのある道を運行するルートも非常に危険です。

 では、どうしたら安全な避難場所が判断できるでしょうか?

 判断を瞬時にしないと従業員が命を失うこともあるので、豪雨災害が起こる前に日頃から「避難のためのルール」を決めておくことが大切です。ルール化には以下のようなポイントを留意しましょう。

  • 「線状降水帯」情報が流れたらどこに避難するのか、車両はどこに収容するのか等を事業拠点ごとに決めておく。
  • 豪雨予報のある日には、各自が天気アプリ・雨雲レーダー等を一日中確認するよう申し合わせる。
  • 気象関連の実況放送で豪雨情報を聞いたり、天気アプリで切迫した危険を確認したときは、誰であっても、社内のSNSなどに危険情報を流して各自に避難を呼びかける。
  • とくに局地的な大雨では水没事故を防ぐため、アンダーパス道路を走行しなように経路設計を見直す。 

タイヤの点検を徹底しましょう

5月から熱中症予防

■残り溝が5割を下回ると危険が

 

 タイヤの残り溝が1.6mm未満になると車検を通りませんので、当然交換するべきです。しかしそれ以上溝があっても、雨の続くこの季節には残り溝を意識しておくべきです。

 

 一般的に新品タイヤは8mmの溝があります。タイヤ溝の大きな役割は排水機能ですが、これが減ってきて4mm未満になると、急に排水性能が落ちてくるというデータがあります。

 

 湿潤時の制動距離を調べた実験では8mmから4mmまではほとんど変化がないものの、50%を下回る4mm未満では、急激に制動距離が低下しています。

 

 このためタイヤ販売店などは、4mmを境に交換をすすめることが多いのです。

 

 事業所では、どの段階でタイヤ交換をするかについて、経済的な判断理由があると思われますが、タイヤの残り溝を運転者に計測させて、4mmを下回ったタイヤは制動距離などが長くなっていることを運転者に指導してください。

 残り溝の少ない車に乗る場合、雨の日はより車間距離をとって早めに速度を落とす必要があること、ブレーキが効きにくいこと、カーブでスピードを出しすぎないことなど、運転時に気をつけるべきポイントを徹底しておきましょう。

5月から熱中症予防

空気圧の管理も重要

 

 タイヤをみる上でもうひとつ重要な点は空気圧です。

 晴天であっても、タイヤの空気圧不足は燃費が低下するために問題ですが、雨天時は空気圧不足によりハイドロプレーニング現象などが起こりやすくなることを意識させましょう。

 

 ハイドロプレーニング現象は、路面に溜まった水の量がタイヤの排水能力を超えた場合に発生しますので、もちろん4mm未満の残り溝のタイヤは危険です。

 

 さらに、この現象が発生する速度が、負荷荷重とは無関係にタイヤの空気圧に関係するという研究があります。

 空気圧が下がるとタイヤと路面の接地面積が大きくなり、接地圧が低下するためにタイヤと路面の間の水を排水しきれなくなるため、より遅い速度でもハイドロプレーニング現象が発生しやすくなるのです。

 

 つまり残り溝がある車でも、強い雨で路面の水分が多い場合、空気圧の低下がハイドロプレーニング現象発生の危険を招く恐れがあります。と、ブレーキが効きにくいこと、カーブでスピードを出しすぎないことなど、運転時に気をつけるべきポイントを徹底しておきましょう。

  

事業用自動車の運行管理者の皆さんへ

■貸切バス事業者は、安全情報の報告を忘れずに

 貸切バスを運行する旅客運送事業者は、旅客自動車運送事業運輸規則第47条の7に基づき、毎年の事業年度終了後100日以内に事業者自ら、安全情報を国に報告ならびに公表することが義務づけられています。

 

 各社で専用ページ(旅客自動車運送事業者 報告情報管理・集計システム)にアクセスの上、直接報告することになります。

 

 自主的な報告を行わない場合は、法令違反として、行政処分の対象となりますので注意しましょう。

 また、この安全情報報告書は貸切バス事業者安全性評価認定にも必要となります。

 

 報告された情報は、国土交通省の検索ページにて一般のユーザーが閲覧可能となっています。

 

※詳しくは、国土交通省のWEBサイトを参照。なお、システムへのログインIDやパスワードが不明になった事業者や入力方法等についてわからない点は、管轄の運輸局へ問い合せをすれば教えてもらえます。

■労働者の疲労蓄積度チェックが改定されました

運行管理の見える化

 長時間労働者の面接指導において、疲労の蓄積の状況を確認するため「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」が中央労働災害防止協会により作成され、広く活用されています。

 

 2023年度から、同協会において最新の知見等を踏まえ、新たに項目の追加等の見直しを実施して改正が行われました。

 具体的には、食欲、睡眠、勤務間インターバル等に関する項目が追加され、とくに「最近1か月間の勤務の状況」に関しては、質問項目が7項目から13項目へと倍増しています。

 

 気温や湿度が日に日に上昇し、運転者のストレスが高まる時期です。運行管理者の皆さんは、産業医や保健師など関係者と連携して、運転者の疲労度チェックを促すとともに、改正内容の周知・確認をはかりましょう。

 

 2023年版のチェックリストは、中央労働災害防止協会のwebサイトからダウンロードできます。

  

令和5年6月の安全運転管理ごよみ(JUNE/2023.6)

日  付 行 事 等

 1日)~

 30日(金)

・全国安全週間準備期間

 6月は、7月1日から実施される全国安全週間の実効を上げるための準備期間です。総合的な安全管理の総点検を行いましょう。

 ■2023年度 安全週間スローガン 

  高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場

  詳しくは厚生労働省中央労働災害防止協会サイトを参照。

 1日)~

 30日(金)

不正改造車を排除する運動強化月間──毎年6月は、交通の安全確保と公害を防止するため、車の不正改造の取締りを特に厳しくする強化月間です。違法マフラー等悪質な不正改造の排除に向けた街頭検査などが実施されます。

 1日)~

 30日(金)

・環境月間──6月5日の環境の日(世界環境デー)を含む1か月間は、「環境月間」となっています。

 1日

 7日(水

・がけ崩れ防災週間──国土交通省が制定。がけ崩れによる災害防止に関する意識啓発や情報提供を強化します。地震や大雨被害のあった地域はもちろん、土砂災害特別警戒区域に指定されている地域では、日頃から警戒が必要です。

 4日 

 10(土

・危険物安全週間 ──消防庁が制定し、毎年6月の第2週(日曜日から土曜日までの1週間)、ガソリン等の危険物の自主保安体制の確立を呼びかけています。

 ■2023年度 推進標語

 「意志つなぐ 連携プレーで 事故防ぐ

  詳しくは(財)全国危険物安全協会のWEBサイトを参照。

 5日 ・世界環境デー環境の日・World Environment Day
 5日 ・東名あおり運転事故から6年──2017年6月5日、パーキングエリアで注意されたことに腹をたてた運転者が、ワゴン車に対しあおり運転を繰り返し、東名高速道路の追越車線に停車させ、そこにトラックが追突、ワゴン車の運転者夫婦が死亡する事故が発生しました。運転者は危険運転致死傷罪で懲役18年の刑を言い渡されました。警察庁は「あおり運転」に対する取締りを厳しくする方針を明確にし、政府はあおり運転の厳罰化のため、道路交通法・刑法の改正案を国会に提出しました。
 5月31日 

 6(火

・禁煙週間──5月31日の世界禁煙デーから6月6日までの1週間。世界中で禁煙やタバコと健康に関するキャンペーンが行われます。詳しくは厚生労働省のWEBサイトを参照してください。

 6日(火)

・ワイパーの日──日本ワイパーブレード連合会が制定しました。安全な視界確保のため年1回のワイパー点検を奨励しています。

 6日(火)

6月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

 11

・入梅(暦の上での梅雨入り)

 13(火)

・名神竜王トラック追突事故から4年──2019年6月13日、滋賀県竜王町の名神高速道路線で大型トラック(冷凍車)の運転者が一瞬の居眠りで渋滞に気づくのが遅れて乗用車に追突、乗用車にいた20代の乗員3人を死亡させる事故を起こしました。運転者は事故の約15分前に眠気を覚えたにもかかわらず我慢して走行し事故を起こしました。運行管理面でも、休息期間が不足していて、運行指示書は作成されず運転者に休息や休憩場所を決めさせていたなどの不備が指摘されています。

 18

父の日(6月第3日曜日)

 20日(火

 7月19日

「ダメ。ゼッタイ。」普及運動──麻薬・大麻・危険ドラッグ等の薬物乱用を防止するため、厚生労働省と公益財団法人 麻薬・覚せい剤乱用防止センター、都道府県による広報・啓発活動が展開されます。
 21日

・夏至──北半球ではこの日が1年のうちで最も昼の時間(日の出から日没まで)が長くなります。

 22(木)~

 23(金

・安全工学シンポジウム2023(日本学術会議 総合工学委員会)

 日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)ならびにオンライン配信(ハイブリッド開催予定)

      テーマ:VUCAの時代の安全工学  

 詳しくは、同シンポジウム事務局のWEBサイトを参照してください。

 24日(土

・池袋危険ドラッグ暴走事故から9年──2014年6月24日、池袋駅西口付近の路上で、暴走したRVが歩行者に突っ込み7人が死傷する事故が起こりました。RVの運転者は脱法ハーブを吸った直後に運転し、意識が朦朧とした状態で事故を起こしました。この前後に同種の事故が多発、事故当時は法規制にかからない「脱法ドラッグ」も多数ありましたが、同年7月15日に指定薬物の省令が改正され取締りが強化されました。

 25日

・指定自動車教習所の日──全日本指定自動車教習所協会連合会が制定。1960年のこの日、改正道路交通法が施行され公安委員会が指定した自動車教習所を卒業すると運転免許取得時の技能試験が免除される制度が定められました。「625ムジコ=無事故」の語呂合わせにもなっています。

 26日(月

雷記念日──930年(延長8年)に起きた清涼殿への落雷で大納言・藤原清貫が亡くなったことに端を発します。落雷は策略により太宰府に左遷され客死した菅原道真の祟りと信じられ道真公は名誉を回復。これによって菅原道真は雷の神「天神」と同一視されるようになりました。

 28(水

八街市児童5人死傷事故から2年──2021年6月28日、千葉県八街市で飲酒運転のトラックが下校児童の列に突っ込み2人が死亡し、3人が負傷しました。運転者の男からはアルコールが検出され、日常的に飲酒運転を繰り返していたことが判明しました

 2022年3月25日、千葉地裁は、危険運転致死傷罪で男に懲役14年の実刑判決(求刑懲役15年)を言い渡しました。

 28(水

雨の特異日──前後数日間も、1年で最も雨の降る確率が高くなっており、東京では53%の確率で雨が降ると言われています。

 28(水

 7月8

平成30年7月豪雨発生から5年──2018年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に北海道や中部地方を含む全国的に広い範囲で集中豪雨が発生。台風7号および梅雨前線等の影響によるもので、死者224名、行方不明者8名、負傷者459名にのぼる被害がでました。

 30(金

・御堂筋「低血糖事故」から9年──2014年6月30日、低血糖症による意識障害から、男性がワゴン車を運転して3人に重軽傷を負わせる事故が発生、運転者は禁錮1年6月執行猶予3年の判決を受けました。

   

 9月

・「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」期間 

 厚生労働省が主唱する今年の熱中症予防対策キャンペーンは、2023年5月1日から9月30日まで。政府全体の取組みである熱中症予防強化月間の7月を重点取組期間としています。環境省・気象庁による「熱中症警戒アラート」(熱中症の危険性が高まった警戒呼びかけ)も参照。  

 6月下旬~

 9月10日

・交通安全ファミリー作文コンクールの募集

(応募締切は9月10日──詳しくは、警察庁のWEBサイトを参照)

 6月1日

 9月30日

・夏の省エネキャンペーン──エネルギー消費の大きなピークの季節を迎え、省エネキャンペーンが行われます。

 4月~7月中旬

・貸切バスに対する街頭監査を全国一斉に実施──コロナ禍を経貸切バス需要回復が予想され、輸送の安全確保のため国土交通省が実施します。

 実施場所は観光施設の駐車場、高速道路SA、主要駅、空港等

 6月中旬 2023年5月末までの交通事故発生状況発表(警察庁
 6月下旬

2023年5月分 トラック輸送情報国土交通省

 

 ◆6月の日没時刻 国立天文台 暦計算室による)

1日(木 福岡 19:23

大阪 19:06

東京 18:51

札幌 19:07

15日(木

福岡 19:30

大阪 19:13

東京 18:58

札幌 19:16

30日(金 福岡 19:33

大阪 19:15

東京 19:01

札幌 19:18

早めのライト点灯で事故防止
「早めにつけよう おもいやりライト運動に
 取り組みましょう!

 6月21日は夏至、1年でもいちばん日中時間が長く、日没時刻は遅くなります。しかし、この時期は雨の多い季節ですので、周囲が暗くなり昼間からものが見えにくい日が多くなります。

 雨の日は、迷わずライトを転倒して、見えにくくなっている歩行者などに注意しましょう。

 

 あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。 

「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。


 詳しくは、おもいやりライトのサイトを参照してください

 

 JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
 JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 

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