さる5月21日午後9時10分ごろ、兵庫県明石市の路上で、路線バスと歩行者が衝突する事故が発生しました。
報道によりますと、バスと衝突した男性は、付近の停留所で降車後、出発したバスの下敷きになり、肋骨と鎖骨を折る重傷を負いました。
バスなど大型車を運転する皆さんは、発進する際に、後方の安全確認に気をとられがちになりますが、アンダーミラーを使って、車の前方の安全確認も確実に行ってください。
一方、通勤等で路線バスなどを利用する方は、降りたバスの直前・直後の横断は止めましょう。
車内放送等でも注意喚起が行われているように、バスの直前、直後の横断は周囲を走行する車両からも見落とされるおそれがあり、非常に危険です。
運転者・利用者ともに注意することで、悲惨な事故をなくしましょう。
(シンク出版株式会社 2023.5.24更新)
バス運転者に対して、幅広く実践的な教育を実施できる最新の資料を網羅した「バス安全運転教本」を発売中です。
本教本は2編で構成されており、第1編は一般的な指導・監督の指針の13項目に沿った内容となり、合わせて高速道路の安全知識や異常気象時の運転等、バス運転者として必要な知識を詳しく解説しています。第2編は事故惹起者に対する指導・監督の指針7項目に沿った内容となっています。
ぜひ本書を活用して、バスの運転者に対する効果的な指導を行ってください。