11月は、依然として夜間事故が多発する時期ですが、次第に年末近くになって忙しくなってきますので、昼間も基本的な交通パートナーへの危険認識と危険予測が重要であることを確認してください。
管理面では、上半期の事故・違反の実態を踏まえて年度末までの運転管理体制を再構築してください。多くの
事業所で人身事故はゼロでしょうが、物損や貨物事故、構内でのミスなどにも目配りしておきましょう。
また健康面では、コロナ・インフルなど複数の感染症が同時流行する危険が懸念されています。ワクチンなど積極的な感染予防対策をとってください。
●危険への認識を高めて、予測しよう
相手の立場に立って、危険を認識する
危険予測の基本は、
見える危険
見えない危険(死角の危険)
自分自身の危険
などを的確に予測することが重要ですが、交通状況の危険に対する認識力を高めないと、何にまず気をつけるべきか、優先順位がつけられません。
自転車や歩行者の行動にヒヤリ・ハットした体験などをもとに、自分なりの危険認識をもって、予測する態度を身に着けましょう。
交通事故の発生件数の多い交差点ではとくに危険への認識力を高める必要があります。そのとき重要なのは、単に相手を見落とさないということだけでなく、相手の立場に立って危険を予測するイメージ力が重要です。
たとえば、自転車が交差道路からやってくるのが見えたとき、相手が一時停止線で止まらない危険をいかにリアルにイメージできるかで、あなたの行動は変わってきます。
これは自転車に乗っていればわかることですが、自転車を一旦止めて足をつくと、漕ぎ出すのに大きなエネルギーがいると感じて面倒なのです。できれば何とか止まらずに行きたいという意識が根底にありますので、自転車は止まらないとイメージするのが正しい危険認識です。
相手の特徴をよく認識しよう
また、危険を予測すべき相手がどのような特徴をもっているかよく観察して、認識する必要があります。
たとえば、道路脇で車道向きに立つ歩行者について、「年齢」「顔の向き」などを見て、行動を予測することが重要です。
歩行者が高齢者であれば、車を確認しないで下を見て横断してくるかも知れません。
立っているのが子どもであれば、走って飛び出す危険があります。
普通の成人でも、熱心に対向車線側を見ているようであれば、何らかの理由で急いで横断しようとしている可能性があります。
このほか、普通に2車線道路を走行している場合でも、並走する車の様子を観察していると、危険を認識できる場合があります。
進路変更したいと思っている車は車線の中で徐々にこちらに寄ってくるような行動を取りがちです。前方交差点の右折レーンに入りたくないので左に戻りたい、あるいは左折レーンが嫌で直進レーンに戻りたいと感じている車がよくする行動です。
少しおかしな動きをしてから、いきなり進路変更してくることがありますので、あらかじめ予測して減速し車間距離をとり、入れてあげるのがいちばん安全です。
信号や交差点があると手前を見落としやすい
一方で、前方に交差点や信号機があると、そこを通過するときに遭遇する危険をいろいろ考えますが、意外に見落としやすいのは手前の危険です。
交差点の少し手前に路地があり、その見通しの悪い場所から、突然バイクなどが出てきても、予測していないと対応できない場合があります。
また、信号機のある交差点を見ていて、あの青信号で通過したいと考えているときは、手前の路肩を走行しているバイクなどの交通パートナーの行動を、あまり気にしなくなることがあります。そこに危険予測の落とし穴があります。
交差点や信号よりも優先すべき危険は手前にありますので、しっかり相手の行動や飛出しなどを予測する態度が重要です。
★下の項目をチェックし、すべてハイとなることを目指してください
・交差点では横断歩行者や自転車の存在を予測して安全確認する
・歩道に歩行者が立っていたら横断するかも知れないと注意している
・前方に信号があっても気にしすぎないで手前の死角などに気を配る
・大きな交差点に合流する手前では、路地などの危険にも注意する
・前方を自転車が走っていたら、早い段階で行動をよく観察して接近する
・左前方に原付などが走行している場合は、進路変更に気をつける
・交差道路では、自転車が止まりたがらないという心理をイメージする
・並走する車がいるときは、進路変更を始める状況を想像する
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
●「人身事故ゼロ」でも危険を予測しよう
上半期の状況をチェックして対処する
平成5年度も7か月を経過し、事業所における事故や違反の様子も明らかになってきていると思います。
コロナ禍で減少していた飲酒運転が増加しているなど、交通事故は地域によって多発傾向がみられます。自分の事業所では「事故ゼロ」であっても、警戒を怠らない姿勢が重要です。
とくに人身事故が長いあいだゼロで経過していると、「うちは安全運転が確保されているな」と安心しがちですが、果たしてゼロの背景として、運転者の日頃の運転態度はどうなのかチェックする必要があります。
●物損事故の実態を精査する
人身事故がゼロ件であっても物損事故がときどき発生しているという事業所は、今まで運が良かっただけで、放置するといずれ大きな人身事故が起こる危険があります。
たとえば、ある企業の支店でバック時に安全確認が甘く電柱に後突する事故が起こり、少しバンパーが破損しました。
しかし、支店では「この程度であれば、車両整備予算の範囲内で修理できる」として通常のメンテナンスの範囲で処理してしまい、事故報告書を提出しないというケースがみられました。
この事故は、バックした先に歩行者がいれば死亡事故に発展したかも知れません。
このような潜在的な人身事故の危険を予測し、事故防止指導を実施する必要があります。
●荷物事故も軽く考えていけば、
人身事故の危険がある
また、荷物事故などが発生していれば、それを軽視すると危険です。
荷崩れが起こって荷物が破損した場合は、荷主や取引先への補償がまず気になり、それが解決すると忘れがちです。しかし、積付けのミスが死亡災害に結びついた例があります。
トラックの荷台における固縛が不充分であったために、トラックの荷台扉を開けたときに、500キロ近い荷物が荷台から転げ落ち、その重さに押しつぶされて作業者が死亡したのです。
荷物事故が発生した場合は、積付けなどの基本を指導し直す必要があるのかも知れません。
現場における運転者や作業者への固縛の指導、荷物に応じた積付けの指導が不十分である危険を予測して、対処しましょう。
●経路ミスや連絡漏れに
注意しよう
事故には結びついていなくても、運転者の経路ミスがあって遅れが生じていたり、運転者と管理者間での連絡ミスが見られたとき、放置すると人身事故に結びつく危険があることを自覚しましょう。
経路ミスによって、観光バスが隘路に迷い込み、道路脇に横転した事例があります。
経路ミスをした場合は、必ず管理者に連絡して善後策を相談するルールになっていたのですが、実際には機能していませんでした。
経路の勘違いなどは小さなミスですむ場合がほとんどですが、ルールが形骸化している場合は、深刻な事故が起こることもあり得ます。
また従業員同士の連絡ミスとしては、車両の不具合が管理者等に伝わらすに事故が発生した事例があります。
業務後点呼で、点呼を担当した補助者が運転者から「大型車の車輪から異音がする」という報告を受けていたにもかかわらず、整備管理者と翌日の運転者にその内容が伝達されていなかったため、そのまま出発し、運行中に車輪の脱落事故が発生したのです。
小さなインシデントが大きなアクシデントにつながると考えて、業務の危険を予測してください。
●感染症の同時流行に備えよう
インフルエンザが9月から流行
本来は冬場にピークを迎える季節性インフルエンザですが、今年は夏の間も流行が収まらず、9月に入って急増するなど異常な流行の兆しをみせています。
このため、新型コロナウイルスと同時に感染して重症化する例もみられ、医療機関が警戒を促す状況となっています。
また、季節外れの流行の影響で、咳止めなどの薬品が不足し、医師の処方箋がありながら薬局で処方を受けられなかった患者も出ています。
コロナ禍の間インフルエンザの流行がなかったので、免疫力が低下していたことや、外国人観光客の急激な増加で、海外のインフルエンザウイルスが入ってきたことも流行の原因ではないかとみられています。
今後、冬に向かって室内の換気などができにくくなると、新型コロナとインフルエンザが同時に大流行する可能性があります。
薬局で風邪薬などを早めに確保するとともに、2つのウイルス感染を同時に鼻孔で測れる抗原検査キットも市販されていますので、購入して備えておくのも一つの方法です。
ハイリスクな人はワクチンで備えよう
新型コロナウイルスに関しては、オミクロン株派生型対応ワクチンの接種が9月20日から始まっていますが、インフルエンザワクチンも接種が始まったので、同時接種する人が増えています。
厚生労働省は、続けて2本のワクチン接種を行っても、安全性や有効性に問題はないとしています。
基礎疾患があり重症化するリスクの高い人は、早めにワクチン接種を行っておくことが予防策となります。
また、手指の消毒や洗浄を徹底し、混雑して密閉度の高い場所でのマスク着用や帰宅後のうがいを励行するなど、基本的な感染防止策を思い起こす必要があります。
とくに、近隣の学校における学級閉鎖の情報などをキャッチしたときには、それが新型コロナかインフルエンザかに関わらず、積極的に備えることが重要です。
※この記事は、以下のサイトを参照しました。
●厚生労働省 「新型コロナワクチンQ&A」、「インフルエンザ(総合ページ)」
■交通事故犠牲者を忘れない
交通死亡事故は減少傾向にあるとはいえ、依然として、かけがえのない命が交通事故により失われ続けています。
11月の第3日曜日=11月19日は「世界道路交通被害者の日」(World Day of Remembrance for Road Traffic Victims)という国際デーになります(「犠牲者」と訳する場合も)。
2005年10月26日の国連総会決議で毎年11月の第3日曜日と定められました。
英国の事故防止NGO ”ロードピース”によって「道路交通被害者(犠牲者)の日」活動が1993年から行われていましたが、ヨーロッパを中心に支持が広がり国連決議となりました。
「道路での死傷は世界が負った傷であり、これを防ぐために世界中すべての人が犠牲者のことを思い、手を携えて行動することが必要です」というのが記念日設立の趣旨です。
この日にちなむ運動では、常に以下のことが訴えられています。
・道路で事故により殺された人、重傷を負った人などすべての犠牲者を忘れないでください。
・救急隊員の重要な仕事を認めましょう。
・道路上の死傷者に対して責任がある立場(機関)の法的対応を常に注視しましょう。
・道路交通の犠牲者とその家族に対するより良い支援を提唱しましょう。
・道路交通の死傷を防止し、最終的に阻止するための実効ある行動を促進しましょう
「衝撃とともに生きる」:誰かを失ったり、衝突で怪我をしたりするまで、その気持ちはわかりません。
■交通事故死傷者50%削減目標(交通安全のための行動の10年)
125年前の8月に世界で初めて交通事故死が発生して以来、交通犠牲者は、現在では世界で5,000万人以上が死亡し、数億人が負傷しているということです。
さらにこの災害は、毎年数百万人が追加されて、世界のすべての国で日々続いています。これは実際のパンデミックであり、主に弱い立場の人々や若者に影響を及ぼしているとみられます、
このためWDoR事務局では、国連が提唱する「2021年から2030年の新たな行動の10年」において、世界デーは交通事故死傷者50%削減目標の達成を支援するという重要な役割を果たすことになると宣言しています。
(※この日は多くの国・地域で交通事故・交通公害防止の活動が行われます。日本では残念ながら国や公共団体の働きかけはみられないのですが、交通事故被害者の団体では活動を行っています)。
11月に入ると急に気温が下がり、初雪をみる地方も多くなります。
荷台へのチェーン搭載やスタッドレスタイヤへの履替え、雪道用のグッズの搭載などに目を配りましょう。
とくに、タイヤ交換は積雪をみてからでは遅いので、気温に関わらず計画的に実施しておきましょう。
混雑時の急いだタイヤ交換は、整備工場であってもミスが起こる可能性があり、大型車では脱落事故に結びついています。
また、出発する地域は全く雪の降らない地域であって、運転者が気温の低い地域に出張する場合は想像力を働かせた万全の措置が必要です。
遠地出張して車を借りる運転者には、レンタカー予約時にスタッドレスタイヤが装着してあるか、最近の路面状況(凍結がないか)などをチェックさせましょう。
降雪地では、車から降りるとき滑って転倒し足を骨折するといった事故も起こっていますので、寒冷地用の靴や滑り止め(靴用スタッドレススパイク)を持参させること等に注意してください。
本年7月に新しい交通ルールが施行された電動キックボード(特定小型原動機付自転車)については、開始1か月で全国で交通違反により摘発されたケースが400件余りにのぼることが警察庁のまとめで判明しています。
新しい交通ルールが十分に理解されていないことが原因と思われますが、駅前やコンビニエンスで手軽に利用できるレンタルキックボードが、都心部を中心に急速に普及していますので、利用者が急増したことも一因です。
事業所で利用する運転者もいるかも知れませんので、交通ルールの遵守を徹底させましょう。
主な交通ルールは以下の通りです。
また、乗車用ヘルメットの着用が努力義務となっていることを強く訴えましょう。
●飲酒運転の根絶をはじめとした15項目
全日本トラック協会では、令和5年11月16日(木)から令和6年1月10日(水)まで、第63回「正しい運転・明るい輸送運動」を実施します。
運動の実施項目は以下の15
この運動は、毎年同協会が実施していますが、今回はとくに飲酒運転の根絶をはじめとした実施事項について、啓発資料などを活用したより実効性のある取り組みを推進するとしています。
●タイヤ交換時期はとくに注意
後を絶たない大型車の車輪脱落事故を防ぐため、国土交通省は、大型トラック、大型バス(※)を使用する自動車運送事業者に対して、「令和5年度緊急対策」を発して事故防止をよびかけています。
令和4年度の車輪脱落事故発生件数は140件(前年度比17件増)と依然として多く発生していて、重大事故も起こっています。
例年、車輪脱落事故は冬用タイヤへ交換してから1~2か月後が大半を占め、積雪予報が発せられた直後に交換作業が行われて、慌てて不適切な脱着作業が行われていた事例なども原因としてあげられています。
そこで、余裕を持って正しい脱着作業が実施できるよう、積雪を待たずに、整備管理者が中心となって計画的な冬用タイヤ交換作業を実施することを呼びかけています。
具体的には、
ことなどを求めています。
特に、ホイール・ボルト、ナットが新品から4年を経過しているタイヤは要注意です。
(※車両総重量8トン以上または定員30人以上の大型車を保有する場合が対象)
動画で学ぶ「車輪脱落事故防止」
【車輪脱落防止】ホイールナットの緩み点検方法
日 付 | 行 事 等 |
1日(水)~ 30日(木) |
・過労死等防止啓発月間(過重労働解消キャンペーン)──厚生労働省が主唱し、著しい過重労働や賃金不払残業の撲滅に向けた監督指導や電話相談(0120-794-713/9時~17時)などを実施します。 ★著しい過重労働、長時間残業はないか? ★36協定の違反はないか? ★悪質な賃金不払残業はないか? |
1日(水)~ 30日(木) |
・冬の省エネキャンペーン──暖房の使用などによってエネルギーの消費量が多くなる季節ですので、積極的な省エネキャンペーンが行われます。 |
1日(水)~ 30日(木) |
・エコドライブ推進月間──警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省で構成するエコドライブ普及連絡会は、11月をエコドライブの推進月間として積極的な広報を行いエコドライブ研修会などを通じて普及・推進を図ります。詳しくは、環境省のWEBサイトを参照してください。 |
1日(水)~ 30日(木) |
・フォークリフト等の特定自主検査強調月間──フォークリフトなど荷役運搬機械や建設機械は資格を持つ検査者による年1回の「特定自主検査」が必要、その啓蒙月間です(詳しくは、建設荷役車両安全技術協会のWEBサイトを参照してください)。 |
1日(水)~ 30日(木) |
・危険物運搬車両に対する指導取締りの実施──警察庁 消防危険物、高圧ガス、毒劇物、火薬類や届出対象病原体等を運搬している車両への指導取締りが強化されます。 重点項目は、●危険物運搬上の保安基準違反、●車両の通安全運行に関する道路交法等違反、●車両通行道路の制限違反。 また、イエローカードの携行指導なども行われる予定です。 |
1日(水)~ 14日(火) |
・「危険物の荷卸し時における相互立会いの推進」全国キャンペーン──石油連盟、全日本トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会などの共催。石油や高圧ガス等の荷卸し時に荷卸・荷受双方の危険物取扱者立会いを行い、事故防止の徹底を求めています。 |
3日(金) |
・文化の日 ──旧「明治節」、戦前は明治天皇の誕生日であることで祝日となっていました。1946年に日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視していることから、1948年(昭和23年)文化の日となりました。 |
5日(日) |
・津波防災の日(世界津波の日)──この日は1854年の安政南海地震による津波が和歌山県を襲った際の「稲むらの火」の逸話にちなんでいます。津波が襲ったとき、濱口梧陵(儀兵衛)が取入れの終わった稲わらに火をつけて、村人を安全な場所に誘導したという実話があります。津波の脅威を共有し対策を進めるため、2015年に国連でも制定されました。 |
7日(火) |
・11月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。 |
8日(水) |
・立冬──24節気の一つ。暦の上での冬の始まり。日の光が弱くなり、朝夕など冷え込む日が増えてきます。 |
9日(木) |
・119番の日──消防庁が電話番号「119」に因んで1987(昭和62)年に制定しました。 |
9日(木)~ 15日(水) |
・秋季全国火災予防運動──火災が発生しやすい時季を迎え、119番の日から1週間、全国の消防本部等が火災予防を訴えます。 |
9日(木) |
・第59回 全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会 会場:青森市文化会館 リンクステーションホール青森 主催:陸上貨物運送事業労働災害防止協会 |
10日(金) |
・いい点灯の日──「おもいやりライト事務局」が企画する一斉点灯の実施日。11.10(イイ テン トウ)の語呂合わせから。「見るためだけではなく、見られるための光を」を合言葉に点灯を呼びかけます。 |
11日(土)~ 12日(日) |
・第59回 日本交通科学学会 学術講演会 開催場所:東京慈恵会医科大学 1号館3階講堂、5階講堂 「高齢者・障害者の安全・安心な交通社会を目指して」 詳しくは、同学会学術講演会のWEBサイトを参照。
※参加登録受付期間 ~11月8日 |
14日(火) | ・世界糖尿病デー ── 国連が2006年採択しました。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40歳以上の日本人男性の21.6%・女性の9.8%が糖尿病と指摘されていて、男性の19.9%、女性の8.9%は糖尿病が強く疑われるとされています(平成30年度)。血糖値管理を徹底して低血糖症状などによる意識喪失事故を防ぎましょう。 |
16日(木)~ 1月10日(水) |
・第63回「正しい運転・明るい輸送運動」
全日本トラック協会主催──詳しくは、全ト協のWEBサイトを参照してください 。 |
19日(日) |
・世界道路交通被害者の日(毎年11月第3日曜日)
交通事故被害者の救済及び、交通事故予防のための取組みの重要性を啓発するための国際デー。2005年10月26日の国連総会決議で毎年11月の第3日曜日と定められました。詳しくは「世界道路交通被害者の日」世界事務局のWEBサイト を参照して下さい (Victimsを犠牲者と訳す場合もあります)。 ※The World Day of Remembrance for Road Traffic Victims |
21日(火) |
・名神高速道スマホ脇見事故から6年──2017年11月21日滋賀県の名神高速道路上でスマートフォンで運行計画アプリなどを操作して10秒間もわき見し、渋滞に気づかないまま乗用車などに追突し4人が死傷しました。 刑事裁判で裁判長は「通常の過失態様を逸脱する運転」と批判し「一般的な過失運転の量刑では軽すぎる」として、検察の求刑(禁錮2年)を上回る「禁錮2年8月」の実刑判決を言い渡し、注目されました。 |
22日(水) |
・小雪 |
23日(木) |
・勤労感謝の日──第二次世界大戦前は新嘗祭(にいなめさい)の日とされていましたが、戦後のGHQ占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で「勤労感謝の日」に改められました。 |
28日(火) |
・東名高速飲酒運転死亡事故から24年──1999年11月28日、東京都世田谷区の東名高速道路東京IC付近で、家族4人が乗った普通乗用車に飲酒運転のトラック(高知県の運送会社)が追突、乗用車が炎上し幼い女児2人が死亡しました。事故の捜査過程でトラック運転者の常習的な飲酒運転が判明し、社会に大きなショックを与え飲酒運転の罰則強化に結びつくとともに、遺族らの粘り強い活動はその後の「危険運転致死傷罪」成立に大きな影響を与えました。 |
10月19日 ~ 11月20日 |
・交通事故総合分析センター第26回交通事故・調査分析研究発表会 アーカイブ配信(ITARDAホームページ上で公開) 詳しくは、交通事故総合分析センターのWEBサイトを参照。 |
10月~ 2024年1月 |
・過重労働解消のためのセミナー(厚生労働省委託事業)──長時間労働削減対策などに必要な知識やノウハウ、取り組み事例の紹介。オンライン開催と会場開催があります。 令和5年10月3日(火)から1月18日(木)まで ※オンライン開催は50回、会場開催も2回を予定しています。 詳しくは、過重労働解消セミナー運営事務局のWEBサイトを参照してください。 |
11月中旬 |
・2023年9月末までの交通事故発生状況発表(警察庁) |
11月下旬 |
・2023年9月分 トラック輸送情報(国土交通省) |
11月下旬 |
・2024年使用 交通安全年間スローガンの公表 毎日新聞紙上、全日本交通安全協会ホームページなど |
◆11月の日没時刻 (国立天文台 暦計算室による)
1日(水) |
福岡 17:27 |
大阪 17:05 |
東京 16:47 |
札幌 16:28 |
15日(水) |
福岡 17:16 |
大阪 16:54 |
東京 16:35 |
札幌 16:12 |
30日(木) |
福岡 17:10 |
大阪 16:48 |
東京 16:28 |
札幌 16:02 |
11月の日暮れは早い地方では4時台、遅い地域でも5時をすぎればすぐ日没です。周囲はあっと言う間に暗闇に包まれてしまいます。会社に戻る前に薄暮となり、マイカー通勤車両は夜間運転になることを意識して、早めに点灯しましょう。
夜が長くなると歩行者や自転車を見落とす危険が増し、夜間事故が増加します。
また、11月は急激に気温が下がり、朝晩に路面がうっすら凍結することがある月です。ヘッドライト光の反射のし方で凍結に気づくこともありますので、気をつけましょう。
あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。
「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。
JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。
※詳しくは JAF Safety Light
のサイトを参照してください