後退時は焦らず、安全確認を徹底しよう

　車を後退させる際の事故が立て続けに発生しています。

　さる11月29日には、宮崎県内のスーパーの駐車場で、駐車場内でバックしてきた車に親子２人がはねられました。

　また、広島県では、方向転換をするためにバックしてきた車に高齢者がはねられています。

　報道によると、「対向車が来て前進できなかった」「方向転換をしようとした」等、どちらのケースも慌てて後退していたように思われます。

　車を後退させる際には、たとえどのような場面であっても、落ちついて、周囲の安全確認を確実に行うことを徹底してください。

　また、後退しようとする車を見かけた場合には、こちらの存在に気づいていないことも頭に入れ、安易に近づかないようにしましょう。

（シンク出版株式会社 2023.12.5更新）

■バック事故防止対策に最適の小冊子です

　小冊子「自分で気づこうバック事故の危険【改訂新版】」は、バックする時の自身の運転をチェックすることによって、具体的な危険に気づくことのできる、ドライバーのためのバック事故防止教育教材です。

　改訂版では、従来の４場面に新たに「狭路へのバック」「道路端に駐車する際のバック」の２場面を加えました。計６場面のイラストを見ながら、５つの質問にハイ・イイエで答えるだけで、バック時における自身の危険性に気づくことができます。

　巻末には付録として「バック事故を防止するための具体的方策」を掲載しています。バック事故を防ぐための対策を考える際のヒントとしてご活用ください。