さる6月2日午後0時25分頃、広島県三原市の国道で、店舗の駐車場から出て反対車線に向かおうと右折した乗用車と、右方向から来たバイクが衝突し、バイクに乗っていた52歳の男性が死亡しました。
おそらく乗用車の運転者は、反対車線を走ってくる車が気になって左方向に目が行き、右側の安全確認が十分ではなかったのだと思われます。
この事故のように、道路外の駐車場などから出て右折横断するときには、自分と同じか自分より大きな車が反対車線をやってくることが気になり、それらの車をやりすごしたとき、「今がチャンス」とアクセルを踏み込みます。
この場合、急ぎの心理が働き、右からくる小さなバイクや自転車を見落としがちとなります。
このことを常に頭に置き、道路外から反対車線に右折横断するのは危険な行為であると意識してください。
どうしても右折横断する場合は、慎重に左右の安全確認を繰り返し、接近してくる車両等がいないことを確認してから横断するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.6.6更新)
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