先日、日本列島を襲った台風10号の影響で、各地に記録的な大雨をもたらし、走行中の車が水に浸かって動けなくなるなどの被害が多発しました。
ニュース報道などを見ると、タイヤが半分以上浸かっている冠水道路を水しぶきを上げて走行している車が多くいました。
運転している人は、何とか走れているので平気なのかもしれませんが、タイヤが半分以上浸かっているということは、エンジンルームの吸気口やマフラーなどから水が入りエンジンがストップする可能性があります。
そうなれば、エンジンを再始動させることは困難になり、その場で立ち往生することになります。
車を運転していて、道路が冠水しているような場所に出会ったら、無理に通過しようとせずに、できるだけ早く冠水していない場所に移動してください。
その際、スピードを出すほどエンジンルームの吸気口に入る水の量も多くなり、エンジンが停止する危険性がありますので、急いで通過しようとせず、スピードを抑えて走るようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2024.9.10更新)
近年は地球温暖化などを原因とする異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪等の自然災害が多発しています。
また、我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかもわかりません。しかしながら、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。
本書は、運転中に自然災害に見舞われた6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただく教育教材です。