12月は、交通量の増加などから渋滞の発生が頻発するため、気持ちに焦りが生じやすくなる時期です。
そこで、運転者には、気持ちにゆとりのある運転を指導してください。
管理面では、質の高い点呼を実施することで、運転者の体調不良等を見落とさないようにしてください。
健康面では、飲酒の機会が増えることから、適正飲酒を心がけましょう。
12月の安全運転目標
気持ちにゆとりある
運転を
12月の重点管理目標
運転者の疲労に
注意しよう
12月の健康管理目標
忘年会シーズンに
に考える適正飲酒
■その他の管理指導項目 ■運行管理者の皆さんへ ■12月の安全運転管理ごよみ
●気持ちにゆとりある運転を
年末の慌ただしさは事故に直結
12月は交通量の増加等により、各地で渋滞が発生します。渋滞に巻込まれると「焦り」の気持ちが生じます。
焦ると、視野が狭くなるなど、周囲の状況を適切に認知できなくなり、判断力や注意力が低下します。
その結果、車間距離の不保持や信号無視、速度超過などの危険な運転につながります。
焦りを防ぐためには、ゆとりをもった運転計画を立てることです。出発前に運行ルートやスケジュールを確認して、渋滞等の発生を考慮して20分程度の予備時間を確保しましょう。
また、遅れが生じた場合は回復しようとせず、管理者に連絡して指示をあおぎましょう。
●運転者の疲労に注意しよう
運転者の不調を見落とさない
年末の業務量等の増加による過労運転の防止は、管理者にとって重要な課題です。
とくに、トラック・バス・タクシー等の事業用自動車の運転者については、改善基準告示に定められた「拘束時間」「運転時間」「休息期間」を遵守しましょう。
また、運転者の睡眠時間の確保に努めるとともに、運転者が疲労や睡眠不足を隠さずに報告できるような環境整備に努めましょう。
●忘年会シーズンに考える適正飲酒
過度な飲酒は安全と健康を脅かす
12月は忘年会や会食など、飲酒の機会が多くなります。過度な飲酒は安全と健康を脅かすため、適正飲酒を心がけましょう。
適正飲酒とは、純アルコール量で1日平均20グラム程度が目安となり、具体的にはビール中瓶1本、日本酒1合、グラスワイン2杯に相当します。
アルコールによる体への負担を減らすためのポイントとして、
といったことが挙げられます。
このほか、アルコールが体から抜けるには、多くの時間を要します。「ビール一杯・5時間」を分解目安として頭に入れておきましょう。
運転する際には、飲酒後は必ず十分な時間をおき、二日酔い運転、酒気残り運転を絶対に避けましょう。運転前には必ずアルコールチェックを実施して、飲酒運転を確実に防ぎましょう。
※この記事は、以下のサイトを参照しました。
●厚生労働省 「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」
2024年5月に発生した首都高速での大型トラックによる3人死亡・3人重軽傷の追突事故について、2025年11月4日、東京地裁は元トラック運転者の被告に対して懲役7年6か月の実刑判決を言い渡しました。
この首都高の重大事故の判決は、安全運行に携わる方々にとって非常に重い教訓となります。
点呼における体調変化の見極め
体調不良を隠して運転しようとする運転手に対し、点呼時に顔色や応答の様子から異変を察知し、運行を停止させる管理者の判断と勇気が極めて重要です。
体調不良等を報告しやすい環境づくり
運転者に対して「無理をしてでも働かなければならない」というプレッシャーを与えていないか、管理者として運転者の心理的負担を軽減する仕組みの構築に取り組みましょう。
体調不良を正直に報告した者が不利益を被らないようにすることが、結果的に会社と運転者を守ることになります。
令和4年の12月20日から24日にかけて、日本海側を中心に平年を大きく上回る積雪となった影響で、全国の幹線道路・高速道路などで車の立ち往生や通行止めが相次ぎ、交通が混乱しました。
まずは、冬用タイヤへの交換を計画的に進めましょう。50~100キロ走行後は、ボルトの増し締めも忘れずに実施してください。
また、寒冷地に出かける従業員に対しては、出発前には非常用食料や飲料水の搭載など万全の準備をするように指導しましょう。
●タイヤ交換後、1か月以内に多くが脱落
車両総重量8トン以上の大型車で車輪脱落事故を起こした事業者に対する行政処分が強化され、(公社)全日本トラック協会なども啓発活動を強化しています。
ホイールボルトの折損、ホイールナットの脱落などに起因する車輪脱落事故を起こした場合、事業者は車両の使用停止処分=20日車停止=を受けます。
さらに、3年以内に再び大型車の車輪脱落事故を起こした事業者は(再違反)、40日車の車両使用停止処分となり、整備管理者は解任命令を受けます。
解任された整備管理者は、選任資格要件が2年間なくなります。
冬場は、スタッドレスタイヤへの履替えなどでタイヤ交換を実施した際のミスや脱着後の増し締めなどを怠ることなどから、走行中に車輪を脱落させる事故が多発していますので、車輪脱落事故防止に向け、整備管理規程などの見直しをすすめましょう。
| 日 付 | 行 事 等 |
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1日(月)~ 2026年4月30日 |
・令和7年度 安全衛生教育促進運動──中央労働災害防止協会(中災防)が提唱し展開する活動。年間計画を定めて、雇入れ時教育、特別教育などの義務付けを踏まえ安全衛生教育の確実な実施を促しています。従来の集合型研修に加えて新たにオンラインや動画視聴による研修、VRを利用した安全衛生教育の導入、活用を訴えています。 |
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1日(月)~ 2026年1月31日 |
・陸上貨物運送事業「年末・年始労働災害防止強調運動」 ──陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)の主唱する労災防止運動です(2027年1月31日まで)。 スローガン「適度なストレッチを習慣に みんなで取り組む腰痛予防」 交通災害や荷役作業時における墜落・転落災害などの防止を推進します。詳しく陸災防のWEBサイトを参照してください。 |
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1日(月)~ 2026年1月15日 |
・令和7年度「建設業年末年始労働災害防止強調期間」 ──建設業労働災害防止協会が、災害の多い年末年始に積極的な災害防止運動を展開します。交通労災としては、現場送迎時の事故防止、路面凍結等によるスリップ事故の防止などを強調しています。 スローガン「無事故の歳末 明るい正月」 |
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1日(月)~ 2026年1月15日 |
・令和7度 年末年始無災害運動 ──中央労働災害防止協会が主唱する 安全運動。今年で55回目を迎えます。今年の共通標語は、 「「年末」感謝の総点検 「年始」も笑顔で 無事故の発進」 (※詳しくは、中災防のWEBサイトを参照してください) |
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1日(月)~ 31日(水) |
・職場のハラスメント撲滅月間
──職場におけるハラスメントは、能力を十分に発揮することの妨げになるのはもちろん、人権に関わる許されない行為です。厚生労働省では、12月を職場のハラスメント撲滅月間と定め、ハラスメントのない職場づくりを推進するため、集中的な広報や啓発活動を実施しています。 |
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1日(月) |
・一般社団法人交通科学研究会 令和7年度度研究発表会 日時:10:45~17:00(予定) 於:大阪公立大学文化交流センターホール(大阪駅前第2ビル6階) ※オンライン(zoom)での参加も可能です。 会場とも事前登録が必要。詳しくは、同研究会WEBサイト を参照してください。 |
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3日(水) |
・個人タクシーの日──東京都において40~50歳で3年間無事故無違反の優良運転手173人に個人タクシーの免許が許可された日を記念して、1959(昭和34)年に制定されました。 |
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3日(水)~ 9日(火) |
・障害者週間──障害者基本法では、12月3日から9日までを「障害者週間」と定めています。障害者の自立と社会参加を実現していくためのフォーラムやセミナーなどが行われます。 |
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7日(日) |
・大雪 |
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8日(月)~ 2026年1月14日 |
・令和7年度第2回運行管理者試験申請開始──書面での申請はできません。再受験を含めてインターネット申請のみとなっています。 試験日程──CBT試験:令和8年2月14日(土)~3月15日(日) 詳しくは、(財)運行管理者試験センターのwebサイトを御覧ください。 |
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10日(水)~ 2026年 1月10日 |
・年末年始の輸送等に関する安全総点検 ──国土交通省が主唱する輸送機関等における事故やテロの防止対策実施状況等の点検です。詳しくは、同省のWEBサイトを参照。 |
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12日(金) |
・バッテリーの日──電池工業会が設定。野球のバッテリーの守備位置数字が1、2であることから。(※自動車バッテリーの基礎知識については同会のWEBサイトを参照してください) |
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15日(月) |
・観光バス記念日──1925年(大正14年)のこの日、東京で初の遊覧乗合自動車(観光バス)が登場しました。 |
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16日(火)~ 2026年1月15日 |
・年末年始 港湾無災害強調期間 ── 港湾貨物運送事業労働災害防止協会による年末年始の事故防止活動。 今年のスローガン 「「年末」感謝の総点検 「年始」も笑顔で 無事故の発進」 |
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20日(土)
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・道路交通法施行記念日 ──1960年(昭和35年)のこの日道路交通法が施行されました。それまで交通行政は1947年制定の「道路交通取締法」によって行われ、各都道府県の行政処分基準などにはバラつきがありましたが、全国で統一した法制となりました。 |
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22日(月) |
・冬至 |
| 25日(木) | ・クリスマス |
| 26日(金) | ・官庁仕事納め |
| 31日(水) |
・大晦日 |
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11月16日~ 2026年1月10日 |
・第65回「正しい運転・明るい輸送運動」 全日本トラック協会主催──詳しくは、全ト協のWEBサイトを参照してください 。 |
| 12月中旬 | ・2025年10月末までの交通事故発生状況発表(警察庁) |
| 12月下旬 |
・2025年10月分 トラック輸送情報(国土交通省) |
◆12月の日没時刻 (国立天文台 暦計算室による)
| 1日(日) |
福岡 17:10 |
大阪 16:47 |
東京 16:28 |
札幌 16:01 |
|
15日(日) |
福岡 17:12 |
大阪 16:49 |
東京 16:29 |
札幌 16:00 |
|
31日(火) |
福岡 17:20 |
大阪 16:57 |
東京 16:38 |
札幌 16:09 |
12月は1年でも最も日が短い冬至がある月です。毎年、21日か22日前後は北半球で太陽の位置が1年で最も低くなり、日照時間が最も短くなります。
12月は早い地方では4時をすぎれば日没です。周囲はあっと言う間に暗闇に包まれてしまいます。会社に戻る前に薄暮となり、マイカー通勤車両は夜間運転になることを意識して、早めに点灯しましょう。
夜が長くなると歩行者や自転車を見落とす危険が増し、夜間事故が増加します。
あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。
「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。
JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。
※詳しくは JAF Safety Light
のサイトを参照してください