貸切バス事業では、軽井沢スキーバス事故のような痛ましい事故を二度と発生させないため、基本的な運転技能の確実な習得が重要です。
しかしながら、小規模事業者では、運転者教育のための人材やノウハウを十分に確保できていないなどの課題があります。
こうしたことから、一定の要件を満たし、国土交通大臣の認定を受けたバス事業所では、貸切バス運転者を対象とした「外部研修」を実施しており、このたび、神姫バス株式会社が外部に対して行う「貸切バス運転者研修」を取材させていただきました。
ハンドルの位置、シートの位置・高さ、背もたれの角度など、安全運転の基本となる「正しい運転姿勢」を確認します。
また、運転姿勢によって、視界と死角に変化があることも、コーンや自転車等を使って確認します。
つづいて、運転技能自動評価システム(Objet)を用いてドライバーの運転行動を計測・評価します。
センサーを装着し、運転中の「首振り(視線)」や足の踏み替え(ペダル位置)等を計測・数値化することで自分の運転を「見える化」し、無意識なクセや確認不足を客観的に把握して事故防止に繋げることができます。
その後、バスを乗り換え、高速道路走行や坂道、隘路等を走行して、シフトアップ・ダウンによる加減速、エンジンブレーキ等の使い方などを学びます。