◆新ISO方式のホイールの取扱い - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

◆新ISO方式のホイールの取扱い

■新ISO方式のホイールの取扱い

新ISO方式解説

 このほど採用が決まった「新ISO方式のホイールの取扱い」について、UDトラックス㈱の石川純氏が説明を行った。

 使用者から質問の多かった次の3つの事項について紹介する。

新ISO方式ではボルトはすべて右ネジになり、先端に「R」の表示がある
新ISO方式ではボルトはすべて右ネジになり、先端に「R」の表示がある

Q1──
 「すでにISO方式のホイールを採用している欧州車に、今回採用した国産車のホイールが使用できるか」
A──
 「国産メーカー間では使用を統一しているので互換性があるが、欧州車と国産車の間には、エアバルブの位置や形などに違いがあるので一概には言えない。基本的には各社の純正製品を使ってほしい」

新ISOホイール
新ISO方式のホイールには青色のラベルが貼ってある

Q2──
 「今後、従来のJIS方式と新ISO方式のホイールが混在する期間が長くなるが、どういった注意が必要か」
──
 「新ISO方式のホイールには、青色のラベルが貼ってあるので、それで識別してほしい。また、新ISO方式の19・5インチのホイールには、PCD(ボルトの穴の中心を結んでできた円の直径)275の数字が刻印されているので確認してほしい。それから、5センチ×7センチくらいのラベルがドアの内側かサンバイザーに貼ってあるのでそれも確認してほしい」

Q3──
 「JIS方式の部品供給はいつまで続くのか」
──
 「いつまでとは申しあげにくいが、市場からJIS方式の車が相当数なくなるまでは、メーカーとして確保していくつもりでいるので、安心してほしい」

新・ISO方式ホイール取扱いガイド

 新・ISO方式ホイールの取り扱いについては、(社)日本自動車工業会のWEBサイトに【新・ISO方式ホイール取扱いガイド】が掲載されていますので、ご参照ください。

 

(2010年8月25日更新)

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