運転するときに必要な情報はほとんど視覚から得ると思い、音の情報に対しては意外と無関心ではありませんか?しかし、安全運転を行うには音の情報も重要です。
なぜなら、音を遮断すると、まずスピード感覚が鈍るからです。
私たちは運転しているとき、空気や車体が当たって発する風切り音やエンジンのうなりを上げる音、タイヤと路面の接触音などの音で、スピードを感じとっています。
こうした音が聞こえないと、ついスピードを出し過ぎてしまい、事故を起こす危険も高まります。
もう一つの危険は、緊急自動車のサイレンや踏切の警報音、他車のクラクションなどが聞こえないために、危険な状態に陥る恐れが出てくることです。
運転中に携帯プレイヤーをイヤホーンで聞いたり、カーステレオのボリュームを一杯にして運転するのは、とても危険であることを意識してください。
(2010.9.15更新)