クラクションをできるだけ使わない運転を - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

クラクションをできるだけ使わない運転を

あまり危険でもない場面でクラクションを使わないようにしよう
あまり危険でもない場面でクラクションを使わないようにしよう

  皆さん、運転するときにクラクションをどれだけ使っていますか。最近では、ほとんどクラクションを鳴らさないという人が多いのですが、なかにはよくクラクションを使うという人もおられます。


 ご存じだと思いますが、クラクションは指定された場所などで使用する以外は、危険回避のために使用することしか認められていません。たとえば、路地から車がバックしてきたような場合には、危険を避けるためには、クラクションを鳴らす以外にありませんので認められますが、危険でもないのにむやみやたらとクラクションを鳴らすのは、違反になります。

 

 よく目にする光景として、前方に自転車が走行していて少し左に寄ってほしい場合などに、クラクションを鳴らす車がいます。確かに、自転車が危険な場合もありますが、たいていはそうではありません。もし高齢者や幼児が乗っている自転車ならば、クラクションに驚いてふらつき転倒する危険もあります。そうした場合、運転者に事故責任が生じます。

 

 自転車を追い越すときなどには、自転車に追従し、十分な側方間隔を確保できる地点で追い越すといった運転を心がければ、クラクションを使用しない運転ができます。
 クラクションを使用するというのは、どちらかと言えば他者を排除するような運転に取られがちですので、クラクションを使用しない運転を心がけましょう。

(2011.9.02更新)

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