踏切の遮断機の棒は押せば上に上がる - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

踏切の遮断機の棒は押せば上に上がる

 皆さんご存知のとおり、踏切を通過するときには、踏切の向こう側のスペースが1台分空くまで決して進入してはならない、ということが鉄則です。
 しかし、ときどきニュースでもみられるように、踏切内に車が閉じ込められて、列車と衝突する事故も起きています。


 それでは、万一遮断機が降りてきて踏切内に閉じ込められたら、どう対処すればよいでしょうか。皆さん知っていますか。
 遮断機の棒の根元は、バネになっていますので、車で押せば簡単に上に上がり、踏切から抜けられる構造になっています。
 この事を知らないドライバーが踏切内で立ち往生し、列車と衝突という痛ましい事故が発生しているのです。

 

 踏切での自動車事故の致死率は、非常に高くなっています。もし踏切で事故を起こせば、運転者は死亡する可能性も高く、さらに鉄道会社から多大な賠償金を請求されることもあります。

 

 遮断機が降りてくると、たいていの人はパニックになって、どうしていいかわからなくなりますが、ここは落ち着いて、少し前に車を動かして遮断機の棒を押して、遮断機を上に上げて脱出するようにしましょう。


 これは、あくまでも万が一の措置であり、基本は踏切内に閉じ込められない運転をするということが、大原則であることを忘れないようにしてください。

(2012.5.16更新)

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