追越しはできるだけしない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

追越しはできるだけしない

 片側1車線道路を走行しているときに、前に遅い車がいるとつい追越したくなりますね。


 しかし、追越しには対向車の有無やその位置とスピードなどを一瞬のうちに判断しなければいけませんし、速度をあげながら進路変更するので一歩間違えれば重大事故につながりやすいなどの危険が伴いますので、できるだけしないほうが無難です。
 
 さる8月27日午後9時ごろ、北海道の片側1車線の国道で、乗用車が前の車を追い越そうとして対向車線にはみ出してワゴン車と正面衝突し、2人が死亡する事故がありました。


 事故が起きたのは周辺に街灯などはない夜間でした。昼間でも対向車の位置やそのスピードを判断するのは簡単ではないのですが、夜間ともなると、非常に高度な判断が必要になります。


 遠くに対向車のヘッドライトが見えると対向車が近づいて来るまでに追越しができそうだと思いがちですが、実際にはそうではありません。対向車は意外と近くにいたり、スピードが早くてあっという間に近づいてくることがあります。
 
 わずかな時間を稼ぐために危険な追越しをしても、目的に着く時間はさほど短縮はできません。追越しはできるだけしないようにしましょう。

(シンク出版株式会社 2014.9.1更新)

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