片方だけしか安全確認しない高齢者に注意 - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

片方だけしか安全確認しない高齢者に注意

 以前、片側1車線の道路を走行しているときに、前方の道路左端にいた高齢者が突然横断してきて、慌てて急ブレーキを踏んだ経験があります。
 
 その高齢者は、左側の車線(こちらから見ると対向車線)を見ていたので、当然自分の車にも気づいていると思い、そのまま通過しようとしたのですが、その高齢者は左側から来た車(対向車)が通過した直後に、右側の安全を確認することなく、突然横断を開始したのでした。
 
 これはあくまで想像ですが、横断してきた高齢者は左側から来る車のみに注意が傾いており、その車が通過したので安心して横断を開始したのではないかと思います。
 そのとき、右側から来る自分の車のことは確認そのものを怠ったか、確認したが接近してくるまでに時間があるとスピード判断を誤ったかのどちらかではないでしょうか。
 
 高齢者が横断し始めた地点まで少し距離があり、何とか急ブレーキを踏んで止まることができたのですが、そのとき以来高齢者が道路端にいるときには、その動向について細心の注意を払うようにしています。
 皆さんも、道路端に高齢者が立ち止まっていたら、いつでも止まれるスピードに落としておきましょう。

(シンク出版株式会社 2015.6.19更新)

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