車から離れるときはエンジンを止めよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

車から離れるときはエンジンを止めよう

 毎日暑いですね。気温が高いと、少し車から離れるとき「車の中が暑くなると嫌だな」と思い、エンジン・エアコンをつけっぱなしにしておこうか、などと考えがちです。


 しかし、エンジンをかけたまま車から降りたため、無人の車が動きだすという事故がよく発生していますので、気をつけてください。


 さる7月12日にも、栃木県小山市で急病人を搬送するために駆けつけた救急車が無人のまま動き出して他の車に衝突し、数人が負傷するという事故が発生しました。


 救急車は車内温度が上がるのを防ぐためエンジンをかけたままでしたが、運転していた救急隊員が降りるとき、シフトレバーをDレンジのまま、駐車ブレーキもかけ忘れていたためクリープ現象で動き出したということです。


 エンジンを止めることができない事情がある車の場合は仕方がありませんが、AT車では必ずPレンジに入れて、駐車ブレーキを確実にかける習慣を徹底してください。


 また、一般の車では必ずエンジンを切って、キーを持って車から離れるように習慣づけてください。

(シンク出版株式会社 2015.7.15更新)

■交通事故は大きな損害を生み出します

動き出した無人車が鉄道をストップさせたり、事故で電柱を倒して付近一帯が停電になったり、田畑に廃油を流出させるなど、社会に大きな損害を与える事態に発展することがあります。

 

小冊子「こんなに大きい!事故の社会的損害」は、ドライバーのわずかなミスや低い安全意識による交通事故が、事故の当事者以外の人にも大きな損害を与え、取り返しの付かない事態に発展することを理解していただくことのできる教育教材です。

 

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