狭い場所での切り返しは慎重に - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

狭い場所での切り返しは慎重に

 さる2月4日、兵庫県洲本市にある観光施設内の道路で、乗用車が道路脇の崖下に転落する事故がありました。

 

 事故現場は、施設内の山間部の右カーブで道幅は約3mしかなく、センターラインやガードレールはありませんでした。

 

 乗用車は、急カーブを曲がりきれなかったために切り返そうとバックしたところ、後退しすぎて転落したものです。 

 

 山間部の狭い道路を走行していて、目的地を過ぎたとわかってUターンなどしようとバックすることがあります

 そのとき、山側のほうにバックするときには、落ちたりする心配がありませんので、ある程度無理をして車をバックすることができます。

 

 ところが、ガードレールがない場所で崖側のほうにバックするときには、路肩は崩れやすくなっているところがありますので、ちょっと無理をしてバックするとこの事故のように崖下に落ちてしまうことがあります。

 

 山間部の狭い道路で切り返したり、Uターンをしようとバックするときには、同乗者がいれば誘導してもらい、一人の場合は何度でも切り返すようにしましょう。無理は禁物です。

 

(シンク出版株式会社 2017.2.10更新)

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