バックする前には降りて確認を - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

バックする前には降りて確認を

 駐車場などでバックする時、車の後方を確認してから運転操作をしていますか?ミラーに何も映っていなくても、まさかということがあります。

 

 さる11月28日、徳島県松茂町のコンビニエンスストアの駐車場で、道路舗装会社の従業員が運転するトラックがバックした際、車の後ろにしゃがみこんでいた同僚の男性(25歳)をひいてしまい、男性はその場で死亡しました。

 

 バックしたときトラックの警報音は鳴っていましたが、男性は携帯電話で通話していたため警報音が聞こえなかったようです。運転者は同僚の存在には気づいていませんでした。

 

 会社や商業施設の駐車場などでは、車の後ろに障害物はないと思い込んで軽い気持ちでバックしてしまいがちですが、背の低い子どもがいたり、大人でも事例のように何らかの理由で低い姿勢になっている人がいるかもしれません。

 また、後退警報音が鳴ったからといって、すべての人が気づくとは限りません。

 

 面倒だと感じるでしょうが、車から降りて必ず自分の目で後方を確認してからバックしましょう。

 

(シンク出版株式会社 2017.12.6更新)

■車両管理、運転者管理におけるリスク対策に最適の小冊子

 事業所の業務を行うにあたって、自動車の利用は欠かせないものになっていますが、そこには様々なリスクが存在します。

 

 本冊子は、6つのテーマを取り上げ、使用者責任や運行供用者責任といった事故・トラブルにおける事業所の責任の解説をはじめとして、経営者や管理者として知っておかなければならない自動車の安全管理面での法律知識を清水伸賢弁護士が解説しています。

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示