方向転換するときにはUターンしない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

方向転換のため安易にターンしない

 さる6月13日午前9時55分頃、兵庫県西宮市で片側1車線の直線道路を走行していた乗用車が、歩道を歩いていた保育園児らの列に突っ込み2人をはねる事故がありました。

 

 乗用車を運転していた女性は、道路を右折して道沿いにあるクリニックの駐車場に入ろうとした際に園児2人と衝突したもので、「忘れ物に気づき、クリニックの駐車場で方向転換しようと思った」と話しています。

 

 道を間違えたりして引き返そうとするとき、Uターンをしようと考える人は決して少なくありません。

 

 しかし、Uターンをするときには、自車線のみならず対向車線の安全を確認して強引に横切ることになり、非常にリスクが高い運転行為と言わざるを得ません。

 

 ましてや、この事例のように対向車線側にある駐車場に入ってからUターンをしようとすると、対向車線側の歩道の安全確保も必要になり、さらにリスクが高くなります。

 

 このコーナーでも何度も指摘していますが、方向転換するときにはUターンをするのではなく、左折を繰り返して元の道路に帰るようにしましょう。

(シンク出版株式会社 2019.6.19更新)

■多発するバック事故対策に最適な一冊

 本冊子は、バック時の自身の運転をチェックすることによって、具体的な危険に気づくことのできる、ドライバーのためのバック事故防止教育教材です。

 改訂版では、従来の4場面に新たに「狭路へのバック」「道路端に駐車する際のバック」の2場面を加えた計6場面のイラストを見ながら、5つの質問にハイ・イイエで答えるだけで、バック時における自身の危険性に気づくことができます。

 巻末には付録として「バック事故を防止するための具体的方策」を掲載しています。バック事故を防ぐための対策を考える際のヒントとしてご活用ください。

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示