濃霧のときは、速度を落として運転しましょう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

濃霧のときは、速度を落として運転しましょう

写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません

 先日、朝の通勤電車が遅れました。広い範囲で濃霧が発生し、ノロノロ運転をした区間があったからです。冬の朝、空気が湿っていると濃霧が発生しやすいそうです。

 

 鉄道は濃霧時に速度を落とすことが義務づけられていますので、当然のことですが、車を運転している人はどうでしょうか?

 

 大抵の人が霧が出て前方が見えにくくなったら、自然に速度を落として慎重に運転すると思いますが、あまり気にしないで運転する人もいるようです。

 

 さる1月23日、岐阜県中津川市の中央自動車道で、濃霧注意報が発令されて見通しの悪い中、車6台が絡む事故があり4人が軽いケガをしました。

 

 最初に事故を起こしたのは乗用車で、道路脇にあるのり面に乗り上げ横転し、この事故で発生した渋滞の列に大型トラックが追突、さらに、別の大型トラックが横転した乗用車に衝突するなどあわせて6台が絡む多重事故となりました。

 

 霧が出たら、こうした不測の事態の発生を予測し、早めに灯火類を点灯させて減速し、慎重に運転してください。

(シンク出版株式会社 2020.1.30更新)

■わかりにくい改善基準告示をマンガで解説

 長時間労働になりがちなトラック運転者には、拘束時間や運転時間など、それぞれに限度時間等が定められており、これを「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(改善基準告示)と呼びます。

 

 本告示は平成元年2月9日に定められましたが、今日においても事故は絶え間なく発生しており、その多くに改善基準告示違反が認められます。なかには故意に改善基準告示を破っている事業所もあるかもしれませんが、大半は改善基準告示を理解できていないと考えられます。

 

 本誌は、わかりにくい改善基準告示について、マンガでわかりやすく解説する画期的な冊子となっています。

 

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