カーブ地点で追越しはしない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

カーブ地点で追越しはしない

写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません

 さる3月21日午後0時40分ごろ、愛知県常滑市の市道を走行していた乗用車が、前方の軽乗用車を追い越し走行車線に戻った際に運転操作を誤り、市道の脇を流れる用水路に落ちて乗っていた3人が死亡する事故がありました。

 

 事故の現場は、片側1車線の道路で緩やかな右カーブになっており、ガードレールなどはありませんでした。

 

 追越し禁止場所でなければ、追い越すこと自体に問題はないのですが、追越しは高度な運転操作が伴いますので、追越す場所やタイミングなど、慎重な判断しなければなりません。

 

 対向車が来ていないことはもちろんですが、遠くまで見通せる直線道路かどうか、坂道でない平坦な場所であるか、道路幅員は狭くないかなどを総合的に勘案する必要があります。

 

 今回のようにカーブ地点での追越しは、緩いカーブと言えどもあまり遠くまで見通すことができないと思いますし、ハンドル操作も難しくなりミスする可能性が高くなるからです。

 追越し禁止場所でなくても、カーブ地点では追越しをしないようにしてください。

 

(シンク出版株式会社 2020.3.27更新)

■教育用ビデオ「あおり運転~加害者にも被害者にもならないために」

「あおり運転」をめぐる事件が近年たて続けに起きて社会問題になり、多くのドライバーが「あおり運転」の被害を経験しています。

 

 このDVDは「あおり運転」の定義から、感情コントロールの方法、具体的な運転方法、あおり運転の被害にあった時の対処まで解説した作品となっています。

 「あおり運転」の加害者にも被害者にもならないために、私たちドライバーがどうすればよいのかを学ぶことができますので、事業所の安全運転教育に最適な内容となっています。 

 

 

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示