運転中にイヤホンで音楽を聞くのは危険です - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

運転中にイヤホンで音楽を聞くのは危険です

 

 皆さんは、ドライブ中にラジオやCD、タブレットなどの音源を利用して車内で音楽を楽しむことがあると思います。

 好きな音楽を聞くことで、脳が活性化され疲労を軽減し眠気などを防ぐ効果があるという研究があり、一概に危険とは言えません。

 しかし、イヤホンやヘッドホンで耳を塞いでしまうのは危いので、気をつけてください。

 

 さる5月3日、西日本JRバスが運行する高速バスの運転者が、約5時間にわたってイヤホンをつけて音楽を聞きながら運転し、ときどき歌っていた時間もあったため、乗客が不快感を感じて会社に指摘しました。同社はこのほど運転者を運転業務から外して処分を検討しています。

 

 本人は「眠気を防止するため。過去にも同様の行為はしていた」と主張しているそうですが、会社側は「集中力を低下させ、安全を脅かす可能性のある行為」と捉えているということです。

 

 眠気覚ましの音楽は、長距離運転などでは居眠防止効果はありそうですが、イヤホンなどで耳を塞ぐ場合、外の音が聞こえにくくなるほか音楽に没頭してしまうおそれがあります。音楽の内容によっては運転が乱暴になる可能性もあります。

 

 マイカードライブのとき、好きな音楽を比較的小さな音でかけるのは良いでしょうが、イヤホン等で耳を塞いだりするのは慎みましょう。

 

(シンク出版株式会社 2021.5.31)

■運転時の注意力が落ちたとき事故に結びつく

 安全運転は「認知・判断・操作」を適切に行うことで成り立っていますが、実際の運転場面ではさまざまな要素から、注意力が低下し認知が遅れることがあります。

 

 このチェックテストは日頃の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくと、どのような運転場面やドライバーの行動から、安全運転に必要な注意力が低下するのかを具体的に知ることができます。

 

 

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