交通ルールを守れない人はレーサーではない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

交通ルールを守れない人はレーサーではない

写真はイメージです。文中の事故とは関連がありません
写真はイメージです。文中の事故とは関連がありません

 さる8月2日午後10時前、兵庫県相生市内の道路で酒を飲んで運転したとして、スポーツカーに乗っていたアマチュアレーサーの男性が逮捕されました。

 

 この男性は、検問を振り切って逃走したもので、一時はパトカーを振り切ったものの約1・4キロ先の橋の欄干に衝突して停車しているのが見つかりました。

 

 男性は、岡山県のサーキットで開催中の大会に、乗っていたスポーツカーで出場する予定でした。

 

 昔、プロのレーサーの方々と一緒に長い間仕事をしたことがあり、何回か同乗させていただいたのですが、そのとき感じたことは一般道路を走行しているときの運転は、慎重そのものということです。たとえば、前車との車間距離にしても一般的の人よりもはるかに長い距離を取って走っていました。

 

 シートベルトにしても、自分を守る命綱であるシートベルトを着用せずに事故を起こして死亡した人は、初めから自分の命を守る意思のない人であり、車を運転する資格がないという人もいました。

 

 いずれにしても、交通ルールを守れないような人は、アマチュアといえどもレースをするべきではありません。

(シンク出版株式会社 2021.8.11更新)

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