飲酒運転で「他人が運転」は通用しない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

飲酒運転で「他人が運転」は通用しない

 さる6月25日、福岡県北九州市の交差点で中学教諭が運転する乗用車が飲酒運転で軽乗用車と衝突し、乗っていた女性にケガを負わせて逃げたとして、道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)などの容疑で逮捕される事件がありました。

 

 事故の通報を受けた警察官が、現場近くの駐車場にいた教諭を発見し、呼気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出され逮捕されたものです。

 

 教諭は当初、「別の男が運転していた」「自分は助手席に乗っていただけ」などと、供述していましたが、女性の軽乗用車のドライブレコーダーに教諭が運転する姿が映っていたため、事故を起こしたことを認めました。

 

 飲酒運転に限りませんが、事故を起こした車の運転者が「自分は運転していない」と主張することがありますが、そんなウソがいつまでも通用するわけがありません。

 

 今の時代は、ドライブレコーダーを装着している車はたくさんありますし、防犯カメラもありますので、誰が運転していたかはすぐに分かってしまいます。

 

 飲酒運転で事故を起こしてから、「運転していたのは自分ではない」とつまらない言い訳をする前に、絶対に飲酒運転をしないという決意を持ってください。

 

(シンク出版株式会社 2022.7.5更新)

■「安全運転管理者のための酒気帯び確認の手引」好評発売中

 安全運転管理者の業務として、運転前・運転後の「酒気帯び有無」の確認とその記録、記録の保存、並びにアルコール検知器を使用したチェックが義務づけられました(2022年4月から)。

 

 2021年6月の千葉県八街市における白ナンバートラックによる飲酒死傷事故が大きな社会的問題となり、飲酒運転根絶に向けた取組みとして位置づけられたのです。

 

 本冊子は、運転者の酒気帯び確認をする方法についてイラスト入りでわかりやすく解説しています(パワーポイント資料付)。

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示