今月の運転管理/2022年10月(令和4年10月)

夜間の歩行者事故防止を図ろう


10月の安全運転管理(2022)

 

 10月は、日が短くなり薄暮時から夜間にかけての事故が増加する傾向にあります。

 早めのライトと上向きライトの徹底で、とくに夜間の歩行者事故防止をはかりましょう。

 

 10月の第1週には全国労働衛生週間が実施されますが、この機会に運転者の心身の健康管理に注目し、健康起因事故などの防止を図るとともに、アルコール依存症患者やその予備軍の早期発見に努めてください。

 

 また10月10日の目の愛護デーを踏まえて、目の健康についても指導しましょう。とくに最近は、スマートフォンやタブレットを見続けることにより、若い世代でも老眼のような症状を呈する人が増えています。

 スマホ老眼を放置すると、目の調節機能が悪くなるだけでなく、全身疲労などにも結びつきやすいので注意が必要です。

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10月の安全運転目標──運転者の皆さんへ

早めのライト上向きライトの徹底

歩行者の発見遅れを防ぐ意識が重要です

長距離運転では休憩場所を予め決める

 10月は暗くなる時間が早まるので、ライトの点灯も早めにするよう心がけてください。

 とくに歩行者の発見遅れが防げるだけでなく、歩行者のほうも車を見落とす危険が少なくなり、それだけ夕刻の歩行者事故が起こりにくくなります。

 

 また、ヘッドライトは基本的に「上向きビーム」が正式な灯火であることを意識して走行しましょう。

 

 下向きライトは「すれ違い用ビーム」であり、対向車などに眩しくないよう配慮して減光している状態ですから、対向車や前走車などがいなくなったら、すぐに上向きに戻す必要があります。

 

 ところが、都心部などでは対向車が絶えない状況を走行する機会も多いので、いつの間にか下向きライトが当たり前になってしまい、そのまま暗い郊外道路に入っても減光したまま走行する車がいます。

 これが、歩行者事故多発の要因となっていますので、上向きにすることを強く意識しましょう。

 最近は、オートハイビーム機能が整備された乗用車もあり、前方の状況を察知して自動でハイビームに戻る車がありますが、まだ手動の車も多いので、習慣をつけることが重要です。

 

高齢者の右から横断

ハイビームにすれば、死亡事故の5割以上が回避できる

 

 警察庁が調査分析した、夜間に自動車が下向きライトで直進走行していた発生した「自動車対歩行者」による死亡事故では、ハイビームを活用していれば、衝突回避できた可能性が高いものが56%にのぼることが判明しています(全225件の分析/酒酔い運転や過労運転、著しい高速度運転などを除外したものを比較した結果)。

 

 都道府県警察本部の調査によっては、さらにハイビームによる事故回避可能性が高い分析結果もあり、ハイビームが歩行者事故防止に高い効果が認められることが明らかとなっています。 

※下向きライトのままでは、こんなリスクがあります!

下の項目をチェックし、自らの運転態度を反省してください

薄暮時は、早めのライト点灯を心がけている

・夜間に運転するときは、「上向きライト」を基本にしている

・対向車や前車がいない場合は、すぐライトを上向きに戻している

・夜間は左側だけでなく右側から横断する歩行者を強く警戒している

・暗くなってきたら、少し速度を落として遠方に注意を傾ける

・対向車のライトに眩惑されたときは、すぐ安全な場所で休憩する

・前車が眩しいのではと感じたときはライトを下向きにしないで、車間距離を

 取り、上向きライトを維持するように心がけている

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 ハイ・イイエ

 

 ハイ・イイエ


  

10月の重点管理目標──管理者の皆さんへ

●健康起因事故を防ぐ管理・指導を強化

健康起因事故の増加

運転者の健康管理を徹底する

 

 最近、運転者の体調変化に起因すると疑われる交通事故が多発しています。

 

 さる8月22日に名古屋高速道路で発生したバス炎上事故では、分離帯へ衝突する前からバスの運行にふらつきが見られたとの目撃情報があり、バスの運転者(55歳)に健康上の問題が発生していなかったか、調査が行われています。

 

 また、さる9月6日に東京都江戸川区で50代の男性が運転するワゴン車が自転車をはねた後、車2台と衝突して歩道に突っ込む事故が発生し、自転車の男性(40歳)が死亡しました。

 意識喪失した運転者は病院でくも膜下出血が確認され、現場にブレーキの跡がないことから、事故前にすでに意識を失っていた可能性が指摘されています。

 

 このような事故を未然に防ぐためには、重層的な健康管理対策が求められます。

 ●定期健康診断の確実な実施と、事後の管理・指導の徹底

 ●朝礼、点呼での管理者による健康観察の徹底

 ●持病の服薬管理、かぜ薬などの服用による副作用の指導の徹底

 ●体調不良時に運転を早期に停止するための指導徹底

 ●日頃の健康管理、健康増進指導の拡充

 ●健康増進活動へのインセンティブ付与などを会社ぐるみで進める

 

●場合によっては脳ドッグなども検討しよう

脳血管疾患対策

 なお、トラック・バス・タクシーなど事業用自動車の運転者に対して、国土交通省は健康起因事故抑止のため、通常の定期健康診断に加えて以下のようなスクリーニング検査の導入を推奨しています。

  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニング検査の導入
  • 脳ドッグ・脳MRI検査等の導入──脳血管疾患対策
  • 心臓MRI検査、冠動脈CT検査、運動負荷心電図検査等の導入交通法令を遵守し──心臓疾患・大血管疾患対策
  • 視野検査・眼底検査・眼圧検査等の導入──視野障害対策

 事業所によっては「検査を導入したい」という意向を示しつつも、実際には実施できていないところがまだ多いようですが、バス事業者などではSASのスクリーニングを7割の事業者が実施しているといったアンケート調査があります(国土交通省調べ)。

 また、国土交通省では、バスなど乗員の安全をかかえる事業者に対して、急病時に車を安全に誘導する「ドライバー異常時対応システム」の導入などを呼びかけています。

 

 自家用自動車を運行する白ナンバーの事業所においても、運転が業務のなかに占めるウェイトの高い従業員や中高年の専従運転者などに対しては、上記のような健康チェックを導入することが重要であると思われます。

※事業用自動車の健康起因事故対策情報は、国土交通省のWEBサイトを参照してください。

ドライバーが急病時にも対応できるシステムの例(国土交通省の啓発資料より)
ドライバーが急病時にも対応できるシステムの例(国土交通省の啓発資料より)

  

10月健康管理目標──従業員の皆さんへ

●「スマホ老眼」に注意しよう

転倒の危険

若年者も「老視」に近い症状が出る

 

 人間の目は、遠くを見たり近くを見たりするとき自動的にピントを調節する力が働いています。しかし、その力が加齢によって衰えることで、近くの物を見る際に困難をきたします。この症状を眼科医は「老視」と呼びます。俗にいう「老眼」です。

 

 40歳代くらいから、徐々に近くを見る作業の時に目が疲れるなどの不快感を感じ始めますが、最近は非常に若い人でもこうした老視症状を訴える人が増えてきました。

 

 その原因は、スマートフォンやタブレットの普及により、長時間近くの画面を見続ける機会が多くなっていることが挙げられます。

 

 加齢による老視は調節機能が低下しているので、治療として眼鏡やコンタクトレンズで矯正を行うしかありません。しかし、若い人の場合は一時的な症状で、休養し、物を見るときの適切な距離と時間を保つことで予防ができます。

STOP!転倒災害

20分に1回は目を休ませよう

 

 人間の目は、本来遠くが見やすく、近くを見ると疲れやすい構造になっています。

 

 特にスマートフォンなどの操作では、パソコンなどの操作時よりもさらに近い距離で、小さな画面をつい長時間凝視してしまいがちです。

 そのため、目に大きな負担がかかり、筋肉疲労を起こしやすいといえます。

 

 またこうした老視症状を我慢していると、見えにくいだけでなく、集中力の低下やイライラ、肩こり・頭痛などの症状に発展する恐れもあります。

 

 スマホ老眼の予防は目を酷使しないことが基本ですが、特に以下のポイントに気をつけましょう。

  • スマートフォンやタブレットで作業をする場合、1時間以上使わない
  • 目の休憩を20分ごとに1回とり、20フィート先(約6m)を20秒間眺めて、20回瞬きする(※)
  • 遠くの景色を眺められないときは、立体的で奥行きのある大きな絵などを見る
  • スマートフォン等を再び使い始めるとき、目から40cm程度の距離をとる
  • 暗いところで長時間スマートフォン等の画面を見ない

(※「疲れ目予防の20-20-20ルール」:ボストン・ノースイースタン大学のジャック・デナーライン教授が

 提唱する、目の疲れを防ぐための習慣。調節筋の緊張を解消し、血行を促す)

●スマホ老眼チェックポイント──横浜市の眼科医・荒井宏幸さんによる

  • □ スマホを1日に延べ3時間以上操作している
  • □ スマホの操作直後、画面から目を離すと周囲の視界にピントが合わない
  • □ 遠くを見ていたあとに近くを見ると、目がかすんでピントが合わない
  • □ 近くを見ていたあとに遠くを見ると、目がかすんでピントが合わない
  • □ 朝はよく見えていたスマホの画面が、夕方になると見えにくくなっている
  • □ 以前は読めていたスマホの文字が、最近読みづらくなっている
  • □ 原因は分からないが、肩や首のこり、頭痛などが以前よりひどくなっている

※3つ以上当てはまるとスマホ老眼の可能性が高い

※この記事は、以下のサイトコンテンツを参照しました。

 ・公益財団法人日本眼科学会「目の病気──老視」  ・NHK読むラジオ「知っていますか? スマホ老眼

  

その他の管理・指導項目

●10月の第1週は全国労働衛生週間

 10月1日(土)から7日(金)まで、令和4年度「全国労働衛生週間」が実施されます。

 各職場で職場巡視やスローガン掲示、労働衛生に関する講習会・見学会の開催などの取り組みを展開しましょう。 詳しくは、厚生労働省のWEBサイトを参照してください。

全国労働衛生週間

 2022年10月1日~7日

 

○スローガン

 あなたの健康があってこそ 

 笑顔があふれる 健康職場 

  

 とくに、重点的な目標として指摘されているのは、次のポイントです。

  • 過労死等を防止するため、働き方改革の推進と並行して、長時間労働による健康障害の防止対策を推進すること
  • メンタルヘルス対策の推進
  • 職場における新型コロナウイルス感染症の拡大防止 

 

●依存症への理解を深め、指導を徹底しましょう

アルコール依存症の基礎知識
アルコール依存症の症状/国土交通省の資料より

 メンタルヘルス対策では、職場の人間関係などの問題だけでなく、最近重視されているのが各種の依存症に対する対策です。

 アルコール依存症や薬物依存症などは精神疾患の一部であり、危険運転に結びつく恐れがありますので早期発見が求められます。

 普段から多量飲酒をすると評判の運転者や、酒の席での喧嘩など問題を起こしたことのある従業員については、とくに注意してください。

 

 早めにアルコール依存症のスクリーニング検査を受けさせて、専門医を受診させましょう。

 

 また、最近はネットゲームやSNSの依存症とみられる運転者の事故が問題視されています。 

 ゲームなどへの依存度が高まると、運転中もやめられない障害が現れ、長時間の脇見運転で事故を起こす危険性があるからです。

 

 運転者は物損事故などを起こして「うっかりして、標識を長く見すぎていた」などと言い訳することがあります。しかし職場で「ゲーム中毒」などと言われている運転者に対しては、ゲームにどの程度没頭しているのか、SNSを一日に何時間ぐらい見ているのか調査しましょう。また、ドライブレコーダーの映像などをチェックし、必要に応じて個別指導ってください。

■アルコールなどの依存症チェックについては、こちらを参照

   →  アスク(アルコール薬物問題全国市民協会 のWEBサイト

   →    久里浜医療センター のWEBサイト

■国土交通省の、一般的な指導及び監督の実施マニュアルも改訂されました

 「アルコール依存症の基礎知識」などの部分が大幅に拡充されています(2022.3.25改訂)

   →  全日本トラック協会のWEBサイトなどを参照

■全国労働衛生週間における活動例

実施項目 重 点 事 項

 過重労働による、 

 健康障害を防ぐた

 めの対策

●時間外・休日労働の削減、年次有給休暇の取得促進など

●ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の推進

●労働時間の状況把握や長時間労働者に対する医師の指導

●健康診断の適切な実施、異常所見者の管理・指導の徹底

 心の健康の保持と

 増進のための職場

 における活動

メンタルヘルスケアを積極的に実施する 

●「心の健康づくり計画」の策定、実施状況の評価及び改善

●メンタルヘルスケアの推進に関する教育研修・情報提供

●労働者が安心して健康相談を受けられる環境整備

●ストレスチェック制度の適切な実施

●アルコール依存症などのスクリーニング検査 他

 転倒・腰痛災害の

 予防など

●施設、設備、装置等の改善及び体力低下等を踏まえた労働

 内容の見直し

●高年齢者の身体機能の維持向上のための取組み

●若年期からの身体機能の維持向上のための取組の実施

 新型コロナ感染症の   

 拡大防止対策

●取組みのポイントに基づく、事業所内の感染防止策の徹底を。

●高リスクの5つの場面に注意する。

 化学物質による健康

 障害防止対策

●特定化学物質障害予防規則、有機溶剤中毒予防規則等の特別

 規則の遵守の徹底

●ラベル表示・安全データシート(SDS)交付の状況確認と、

 SDSにより把握した危険有害性に基づくリスクアセスメント

 の実施 等

■安全運転管理者未選任の事業所に対する罰則を強化

 2021年6月に八街市で発生した飲酒運転によるトラックの児童殺傷事故を踏まえて、安全運転管理者未選任事業所などへの措置が厳しくなっています。

 

 2022年4月27日、道路交通法の一部が改正され、安全運転管理者等選任義務違反(副管理者の選任義務違反も同様)、安全運転管理者の解任命令違反の罰則が、改正前の「5万円以下の罰金」から「50万円以下の罰金」へと大幅に強化されることになりました(施行日は2022年10月1日)。 

 

 また、安全運転管理者が業務を行うための必要な権限や機材が付与されていないため安全運転が確保されていないと認められる場合は、自動車の使用者に対して、是正のための必要な措置命令を出すという規定が道路交通法に新設されました。

 この是正措置命令」に対して違反した場合についても、50万円以下の罰金が科せられることになりました。

 このほか、安全運転管理者等の選任や解任を行った場合、自動車の使用者は公安委員会へ15日以内に届け出る義務がありますが、届出を怠った自動車の使用者に対する罰則も「2万円以下の罰金または科料」から「5万円以下の罰金」に引き上げられます。 

  

事業用自動車の運行管理者の皆さんへ

10月も自動車点検整備推進運動の強化月間です

自動車点検整備推進運動強化月間

■大型自動車への重点点検指導

 

 9月に引き続き10月も「自動車点検整備推進運動強化月間」です。

 とくに乗車定員30名以上の大型バスを運行するバス事業者や事業用トラックを50台以上使用する貨物運送事業者は大型自動車の重点点検を行い、その結果を報告するよう地元の運輸支局から注意喚起が行なわれます(重点点検期間は11月末までですので、3か月定期点検結果も報告します)。

 

 大型自動車を運行していない事業者も自主点検に取り組みましょう。

 

 とくに、点検整備ミスによるバスの火災事故、車体腐食事故、大型車のホイール破損・車輪脱落事故ブレーキペダルの戻り不良による火災事故等が発生しています。

ホイールナット・ボルトなどの点検を念入りに実施しよう

推進運動では日常点検整備、定期点検時における以下のような重点チェックを促しています。 

■重点点検項目 ■点検箇所

 タイヤ・ホイール

 タイヤの摩耗・亀裂・残り溝等

 ホイールナット、ボルトの緩み・損傷

 ※ナットへのマーキングやホイールナットマーカーを活用

  した目視による点検(大型車)

 ※とくに、新品から4年を経過したホイール・ボルト及び

  ホイール・ナットを入念に点検すること(大型車)

 スペアタイヤ取付装置の緩み、スペアタイヤの取付状態等

 エンジン  燃料漏れ
 電気装置  配線接続部の緩み、損傷
 ブレーキホース・バルブ  ブレーキ液漏れ、損傷及び取り付け状態
 ブレーキ・ペダル

 ペダルの遊び、踏み込んだときの床板とのすき間等、

 ペダルの戻りは正常か、泥・砂などの付着はないか

 車枠・車体(バスのみ)

 ターボチャージャー(〃)

 非常口の扉の機能/緩み及び損傷

 タービンロータの回転具合など(メーカー指定)

 ※車両火災防止やホイール・ボルトのメンテナンスについては日本自動車工業会のWEBサイトも参照

●バス事業者の運行管理者の皆さんへ

■貸切バスへの覆面添乗調査を10月より再開

 国土交通省は、貸切バス事業者に対して、法令遵守の状況を確認するため、臨店監査や街頭監査に加え、平成29年度から民間の覆面調査員が一般の利用者として実際に運行する貸切バスに乗車し、現場でしかわからない法令遵守の状況の確認調査を行っています。

 

 今年度も、令和4年10月より令和5年2月までの5か月間にわたって実施することを公表しました。なお、個々の添乗調査は無通告に実施されます。

 

 【主な調査項目】 

  • 区域外運送の有無
  • 休憩時間の確保
  • シートベルトの装着案内や装着の状況
  • 交替運転者の配置状況 など

  貸切バス事業者の皆さんは、シートベルトの着用指導などを音声テープ等によってすでに実施していると思います。ただし、サービスエリアなどでの休憩後もその都度、乗客への着用案内を徹底しているか、外国人旅行者への装着指導を添乗員などの協力を得て徹底しているかなど、再度細かくチェックして運転者や乗務員に指導しておきましょう。

 

 まさか東京都で登録申請している貸切バスを埼玉から発着するようなことは無いでしょうが(区域外運行)、突然の旅行客の拡大要請などで無理をしないように気をつけてください。

 また、旅行会社の都合による突然の経路変更要請などを運転者が受け入れて、運行指示書や事前の乗客へのコース案内と矛盾することがないように、事前に運行管理者が確認して指示書の記載事項とのすり合わせなどを徹底しましょう。

  

令和4年─10月の安全運転管理ごよみ(2022.10/October)

日  付 行 事 等

 1日(土~ 

 7日(金

・全国労働衛生週間

 令和4年度 労働衛生週間スローガン  

 あなたの健康があってこそ 笑顔があふれる健康職場」 

 ※詳しくは、厚生労働省のWEBサイトを参照してください。

 1日(土~ 

 31(月

体力つくり強調月間──スポーツ庁が、国民の健康・体力づくりを推進するため、行事や広報活動などを通じて啓蒙キャンペーンを実施します

 1日(土~ 

 31(月

・全国不正軽油撲滅強化月間──軽油に灯油・重油等を混入する行為など悪質な脱税行為を防ぐキャンペーン月間(軽油引取税全国協議会が主導)

 1日(土~ 

 31(月

・自動車点検整備推進運動強化月間 ──9月~10月の2か月間、国土交通省が点検・整備の重要性を呼びかけています(大型車使用事業者に対しては、都道府県トラック協会・バス協会や整備振興会などの自動車関係団体を中心に重点的な点検整備の取組みを推進します)。

 1日()~

 2日

・第37回全国フォークリフト運転競技大会

 於:中部トラック総合研修センター

 詳しくは、陸上貨物運送事業労働災害防止協会のWEBサイトを参照してください。 

 5日(水

・第27回 全国トラック運送事業者大会(名古屋大会)

 名古屋東急ホテル(名古屋市中区栄4-6-8)に於いて開催。

 11:00~20:00を予定/懇親会あり

 7日(金

盗難防止の日──(一社)日本損害保険協会が提唱。

「盗(10)難(7)」からの語呂合わせで自動車盗難や車上ねらい、住宅侵入盗などに対する防止策を呼びかけています。

 8日(土

・寒露(かんろ)

 8日(土

・観音寺大太鼓への衝突死傷事故から6年──2016年10月8日午後10時前ごろ、香川県観音寺市の国道11号を走行中の大型トレーラが太鼓台を引いていた秋祭り関係者60名の列に追突し、1名が死亡5名が重傷、34名が軽傷を負う事故が発生しました。運転者(42歳)は改善基準告示を超える長時間労働のため疲労が蓄積して居眠運転に陥り、秋祭りの列に気づくのが遅れました。運転者は禁錮4年の実刑判決を受けています。

 また、違法な時間外労働をさせたとして、運送会社と社長が労働基準法第32条(労働時間)違反で書類送検されました。

 8日(土

糖をはかる日──糖尿病治療研究会により制定され、一般社団法人日本生活習慣病予防協会が継承、血糖を知る、はかる、コントロールすることを啓蒙する日となっています。

 9日

・トラックの日──全日本トラック協会が平成4年に制定。毎年この日を中心に都道府県トラック協会が広報活動、イベント等を実施します。

 10日 ・目の愛護デー ──運転者にとって、目の健康はとても重要です。この日を機会に目を大切にすることについて考えてみましょう。
 10日

スポーツの日──10月第2月曜日は「スポーツの日」となります

 11日(火 ・10月の製品安全点検日

──経済産業省は毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

 12日(水) ・台風19号の記録的豪雨災害から3年──2019年10月12日、台風19号が静岡県・伊豆半島に上陸して関東と東北南部を進み、東日本や東北で記録的な豪雨となりました。死者・行方不明者は合わせて125人。洪水や土砂に襲われて流された車も多く、少なくとも17人が車での移動中に亡くなったとされています。

 17日(月

 23日

・薬と健康の週間──「医薬品を正しく使用すること」の大切さを訴える週間。車などの機械を運転をするときには、薬の副作用を確認するとともに、必要な薬は正しく服用しましょう。

 17日(月

・運輸事業の安全に関するシンポジウム2022

 テーマ:運輸安全における今日的課題主催:国土交通省)

 於:有楽町よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)

 時刻:13:00~15:00 ──現地開催及びオンライン配信

 詳しくは国土交通省のwebサイトを参照してください。

 19日(水)~  

 21日(金) 

第81回(令和4年度)全国産業安全衛生大会(福岡)

 主催:中央労働災害防止協会(中災防)

 於:マリンメッセ福岡(オンデマンド開催は11月4日まで)

 詳しくは、 こちらのWEBサイト を参照してください。

 20日(木)

・舞鶴市の台風23号によるバス立ち往生事故から18年──2004年10月20日の夜、台風の影響のため国道175号で由良川から氾濫した水につかりツアー客ら37人を乗せた観光バスが立ち往生しました。乗客らはバスの屋根に避難、濁流の恐怖と戦いながら翌21日の朝を迎え、約10時間ぶりに全員が救出されました。
 21日(金) ・あかりの日──1879年にトーマス・エジソンが京都八幡町(現・八幡市)産の竹を使って白熱電球を完成させた日にちなんでいます。

 車のライトを点検し、早めのライト点灯を心がけましょう。

 21日(金)

・交通事故総合分析センター 第25回 交通事故・調査分析研究発表会

 開催場所:JA共済ビルカンフェレンスホール/WEB同時配信。

 詳しくは、交通事故総合分析センターのWEBサイトを参照。

 ※WEB視聴は申込登録が必要(アーカイブ配信は2022年11月18日ま

  で視聴が可能)

 22日(土)~

 23日(

第54回 全国トラックドライバー・コンテスト

 於:安全運転中央研修所(茨城県ひたちなか市

 詳しくは、全日本トラック協会のWEBサイトを参照してください。

(新型コロナウイルスの感染状況によって、運営方法が変更になることがあります)

 23

・霜降

 23日

 29日(土)

 

高圧ガス保安活動促進週間──経済産業省・高圧ガス保安協会など毎年、高圧ガスの保安活動の促進を呼びかけます。

 令和4年度キャッチコピー安全は みんなが主役 あなたも主役

 高圧ガス保管者は点検・確認を徹底して高圧ガス災害を防ぎましょう。貨物運送事業者は、タンクローリー、バラ積みトラック等における高圧ガス移走時の保安対策を進めてください。

 26日(水)

・一宮市のスマホゲーム脇見事故から6年──2016年10月26日午後4時10分ごろ、愛知県一宮市内の市道で、スマホアプリ「ポケモンGO」に夢中となり脇見運転をしていたトラック運転者(36歳)が、横断歩道を横断中の9歳の小学生男児をはねて死亡させました。

 運転者は日常的に運転しながらスマホでゲームを繰り返しており、過失は重大だとして禁錮3年の実刑判決を受けました。

 28日(金)

・横浜市の乗合バス意識喪失衝突事故から4年──2018年10月28日午後9時17分ごろ、神奈川県横浜市西区の国道16号を走行中の大型乗合バスが道路左側高架橋支柱に衝突した後、信号停止中の乗用車に追突、バスの乗客1名が死亡し、乗客2名及び運転者(50歳)が重傷を負いました。

 運転者は反射性失神により運行途中に意識を消失したもので、過去の勤務時間外に意識消失を経験していたものの、この情報を運行管理者に報告していませんでした。

 31(月 

ハロウィン──古代ケルト人に由来すると言われる西欧の魔除け祭。

近年、日本でも仮装イベント、コスプレ祭りとして人気を呼んでいます。コロナ禍を経て、仮装パーティーなどをオンライン実施する団体も増えていますが、夜間に若者の歩行者等が都心部で増加する可能性があります。ドライバーはこの日の前後は歩行者の行動に気をつけましょう。

   

 9月 12月

過重労働解消のためのセミナー(厚生労働省委託事業)──長時間労働削減対策などに必要な知識やノウハウ、取り組み事例の紹介。オンライン開催と会場開催があります。

 令和4年9月29日(木)から12月16日(金)まで

  ※オンライン開催は44回、会場開催も3回を予定しています。 

 詳しくは、過重労働解消セミナー運営事務局のWEBサイトを参照してください。

 10月中旬 ・2022年9月末までの交通事故発生状況発表(警察庁
 10月下旬

2022年8月分 トラック輸送情報国土交通省

 

 ◆10月の日没時刻 国立天文台 暦計算室による)

1日(土 福岡 18:04

大阪 17:43

東京 17:26

札幌 17:17

 15日(土

福岡 17:45

大阪 17:24

東京 17:06

札幌 16:53

31日(月 福岡 17:28

大阪 17:06

東京 16:47

札幌 16:29

早めのライト点灯で事故防止
「早めにつけよう おもいやりライト運動に
 取り組みましょう!

 「秋の日はつるべおとし」と言われるように、10月は井戸の釣瓶が落ちるようにあっという間に暮れてしまいます。

 日没時刻が毎日早まるだけでなく、薄暮の時間も短くなり、地域によっては16時をすぎるとどんどん暗くなってきます。油断してライト点灯が遅くならないように注意してください。

 夕刻の買い物なども、時刻的には日没後にでかけるようになります。日没前後は非常に危険であることを意識しましょう。

 

 あなたが点灯することで歩行者や自転車などからもあなたのクルマが確認しやすくなります。 

「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。


 詳しくは、おもいやりライトのサイトを参照してください

 

 JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
 JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 

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