出船駐車を意識しよう - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

出船駐車を意識しよう

写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません

 さる5月8日午後7時前、長野県小諸市の市道で、高齢の歩行者が自宅の敷地からバックで道路に出てきた乗用車と衝突し、歩行者が死亡する事故が発生しました。

 

 報道によると、警察は運転者が後方を十分に確認していなかったとみて、事故の原因を調べているようです。

 

 駐車する際の車の向きを船に例えて、「入船駐車(後ろ向き駐車)」「出船駐車(前向き駐車)」ということがありますが、皆さんは、駐車をする際に、車の向きを意識していますか。

 

 入船駐車は、入庫するのに時間がかかりません。しかし、出庫する際には後ろの状況が見えずらいだけでなく、ハンドル操作のタイミングを誤ると周囲の車と接触するおそれもあります。

 

 一方の出船駐車は入庫に時間がかかりますが、出庫する際、歩行者をはじめ、周囲の車がよく見えるため安心です。そこで今後は、駐車方法が指定されている場合を除き、出船駐車にしてみてはいかがでしょうか。 

(シンク出版株式会社 2023.5.15更新)

■基本から見直すトラックのバック事故防止教育教材

「トラック事業者のためのバック事故防止実技講習ノート」は大阪香里自動車教習所で実際に行われている講習を、皆様の事業所で実施できるようにした画期的な講習教本です。

 

管理者の方々が、本書の内容に沿って講習をすすめることで「運転する車の大きさを正確に知る」、「あいまいな車両感覚を正確なものにする」といった基本の運転行動を運転者に再認識させ、バック事故につながる危険要因を取り除くことができます。

 

また、本誌に記載されているQRコードをスマートフォン等で読み込むことによって、実際の講習の様子を動画で視聴することができます。

 

【詳しくはこちら】

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