急停止や急な進路変更は「あおり運転」になる - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

急停止や急な進路変更は「あおり運転」になる

 

 さる10月23日、広島県廿日市市で乗用車を運転中に他の乗用車の前で急停止して衝突の危険を感じさせ、さらに急な進路変更で衝突事故を誘発した25歳の運転者が、妨害運転(いわゆる「あおり運転」)と過失傷害の疑いで警察に逮捕されました。

 

 幸い、あおられた乗用車の男性と同乗していた妻の2人は、首に軽い怪我をした程度ですが、怖かったと思います。男性の車のドライブレコーダー映像などで、あおり運転の事実が判明しました。

 

 トラブルの原因は報道だけではわかりませんが、逮捕された運転者が何らかの理由で感情的になって、危険な運転操作をしたものと思われます。

 

 通常の進路変更ミスによる軽傷事故などでしたら、進路変更禁止違反や安全運転義務違反などに問われ、それなりの反則金・罰金などを課されますが、まさか逮捕されることはありません。

 

 しかし、交通の危険を生じさせる「妨害運転」となると、5年以下の懲役または100万円以下の罰金、しかも免許取消で欠格期間3年という重罪です。

 

 交通の場では、カッとして冷静さを失うことがないように気をつけてください。

 

(シンク出版株式会社 2023.10.26更新)

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