降車するときは必ずPレンジに入れる - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

降車するときは必ずPレンジに入れる

写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません

 先日、福岡県朝倉市で、男性が河川敷に降りる下り坂に軽乗用車を止めた後に動き出した車にひかれ死亡する事故がありました。

 男性は、動き出した車を身体で止めようとしましたが、轢かれたものです。

 

 事故の原因はよくわからないのですが、車を降りた後に車が動いたということは、Dレンジのままエンジンを切ってキーを抜かずに降りたか、ニュートラルのままでキーを抜いて降りたかのどちらだと思います。

 

 Dレンジのままでエンジンを切るというのは、あまり考えられませんので、ニュートラルのままだったのではないかと思います。

 

 車を降りた後に車が動くケースは少なくありませんが、その多くはギアをニュートラルにして、サイドブレーキ(パーキングブレーキ)を掛けないで降りています。

 

 AT車の場合、Pレンジに入れて置けば故障でもない限り車は動くことはありませんので、車を止めて降りるときには必ずPレンジに入っているかを確認し、サイドブレーキを掛ける習慣をつけるようにしましょう。

 

(シンク出版株式会社 2023.12.15更新)

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