路面でバウンドしたらハンドルを切らない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

路面でバウンドしたらハンドルを切らない

 さる4月14日午後2時20分ごろ、北海道森町の片側1車線の見通しのよい直線道路を走行していた乗用車が、対向車線にはみ出しワゴン車と正面衝突する事故がありました。

 

 乗用車の運転者は「凸凹の道路でバウンドし、ハンドル操作ができなくなってしまって、対向車線に飛び出してしまった」などと話しています。

 

 道路の凸凹でバウンドしていたということですので、相当スピードを出していたのではないかと思います。

 

 ハンドル操作ができないという点については、バウンドしてタイヤが浮き上がった状態になっていたので、そこでいくらハンドルを回しても車の方向が変わらなかったということだと思います。

 

 そして、ハンドルを切ってタイヤが曲がった状態で着地をすると、そこでグリップ力が回復しますから、タイヤが対向車線に向いていて、そのままはみ出したのではないでしょうか。

 

 いずれにしても、道路の凸凹で車が浮き上がるほどスピードを出さないことはもちろんですが、車が跳ね上がったときは、むやみにハンドルを回さずに真っすぐ握ったままにしておくことです。

 

(シンク出版株式会社 2024.4.18更新)

■誰でも運転者に指導できる「バスの事故防止実技講習ノート」

 運転の基本に立ち返ることで、構内事故やバック事故をゼロにするための指導者向けの実技講習ノートです。

 

 本書は実技中心の構成となっており、その一部を紹介しますと、バスのサイズや死角の範囲を運転者に予測してもらい、ノートに記載してもらいます。その後、メジャーなどを使用して正しく測定し、予測との違いを確認してもらい、曖昧だった車両感覚を明確にしてバック時の不安をなくすことを目的としています。

 

 また、講習方法は本文に記載されているQRコードを読み取っていただければ、講習内容を動画で確認できますので、どなたでもバスの事故防止講習を実施することができます。

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示