このほど、2年ほど前に起こった自動車専用道路上の正面衝突よる死亡事故で、過失運転に問われた運転者が禁錮4年の実刑判決を受けました(高知地裁2026年7月15日判決)。
事故は2024年9月、対面通行の高知東部自動車道で発生。運転者は、車線維持の運転支援機能を使って運転中、シートベルトを外して助手席側にあったサンダルに履き替えようと体を左に倒して運転していて、対向車線にはみ出しやってきたワゴン型乗用車と正面衝突し、乗っていた1歳の男の子を死亡させたものです。
事故を起こした運転者は、たびたび車の中で運転中に着替えをするなど「ながら運転」の常習者であったことが、公判で明らかになりました。こうした習慣が事故の背景にあると指摘されていますが、運転支援装置への過信も遠因であると思われます。
運転時は少しのミスであっても、悲惨な結果に陥る危険があります。支援装置は、あくまで前方をしっかり見て操作している状態での補助でしかありません。運転中に他の行為をする「ながら運転」の危険を再認識しましょう。
(シンク出版株式会社 2026.7.27更新)
本参考書は、2020年に発刊した「バス安全運転教本」のリニューアル版です。
前回版の内容に加え、近年の法改正や事故動向、事業所用自動車総合安全プラン2030の内容などを加え、新たに改編いたしました。
今回のリニューアルに伴い、現場での使いやすさを考慮し、教本を2冊に分冊いたしました。
教本1では一般的な指導・監督の指針の13項目に沿った教育内容を、教本2では事故惹起者に対する教育をまとめて収録しています。
高速道路の安全知識や異常気象時の運転等、バス運転者として必要な知識も詳しく解説しています。ぜひ本書を活用して、効果的な指導を実施してください。