緊急出動中の消防車との事故は高くつく - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

緊急出動中の消防車との事故は高くつく

写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません

 平成28年8月7日正午ごろ、三重県四日市市内の県道交差点で緊急出動中の消防車と軽乗用車が出会い頭に衝突する事故がありました。

 

 消防車は、消火活動のために出動中でありサイレンを鳴らしながら赤信号の交差点に入ったところ、左から来た軽乗用車とぶつかったものです。

 

 この事故の過失割合は、過去の判例などから消防車側が2割、軽乗用車側8割とされ、軽乗用車側が四日市市に約1,300万円を払う形で和解することになりました。

 

 損害賠償額がこれだけの金額になったのは、消防車の購入時の価格が約4,300万円と高額であったため、修理費が約1,600万円にのぼったためです。

 

 サイレンを鳴らして緊急出動中の自動車と衝突すると、過失も大きくなり、損害賠償額も大きくなります。

 

 運転中は、緊急出動中の自動車のサイレンの音などを聞き逃さないようにして、緊急自動車の通行を妨げないようにしてください。

(シンク出版株式会社 2017.8.30更新)

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監修:酒井 誠

  (一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構代表理事)

 

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