アルコールは危険なドラッグです - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

アルコールは危険なドラッグです

 

 昨秋、違法な薬物を使用していたとして女性タレントが逮捕され、マスコミが大騒ぎしました。

 薬物依存症ではないかという疑いもあり随分と厳しく批判されていました。

 

 ところが我が国では、もっとも手に入りやすい薬物であるアルコールの依存症のため他人に迷惑をかける人が非常に多いにもかかわらず、合法ドラッグなのであまり話題になりません。

 

 実は、飲酒運転事故を起こす人の多くにアルコール依存症の人が隠れていると言われ、最も重要視しなければならない問題の一つです。

 

 先日も岐阜県の堤防道路で正面衝突事故が起こり、片方の運転者は酒気帯び運転だったとことがわかり、しかも「出勤途上だった」という供述でした。日常的にアルコールが身体から抜けない生活をしている可能性があります。

 摂取したのが大麻や覚醒剤、MDMA等であるならば「出勤前に吸うなんて薬物依存症か!」となるでしょうが、酒気帯び運転では「よくある話だね……」ですんでしまいます。

 

 しかし、アルコールはコンビニで手に入る手軽なドラッグですので、実は最も危険です。

 身近にいつもお酒の匂いをさせているような人がいたら病人の可能性が大ですから、ぜひ気をつけて、重大事故を起こさないうちに救い出すことを真剣に考えていきましょう。

 

(シンク出版株式会社 2020.1.31更新)

■酒気残りによる飲酒運転を甘くみない

 いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が少なくありません。

 

 小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しています。

 ドライバーが「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができる教材です。

 

 

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